研究課題/領域番号 |
21K10938
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
前田 尚美 札幌医科大学, 保健医療学部, 講師 (60407129)
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研究分担者 |
小山 雅之 札幌医科大学, 医学部, 講師 (10822736)
大西 浩文 札幌医科大学, 医学部, 教授 (20359996)
久野 芳佳 札幌医科大学, 医学部, 助教 (20619093)
高塚 伸太朗 札幌医科大学, 医療人育成センター, 講師 (30457733)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 妊娠高血圧症候群 / レセプト / 北海道 / 周産期 |
研究開始時の研究の概要 |
妊娠高血圧症候群は、母子の将来の健康に重篤な影響を及ぼす可能性があるため、早期発見・重症化予防が重要となる。本研究の目的はレセプト情報を活用した北海道の妊娠高血圧患者の実態、医療アクセス状況、周産期医療体制の課題と、医療関係者による患者の管理体制の実態を明らかにすることである。これにより地域特性を検討し、効果的な妊娠高血圧症候群の予防・管理体制構築のための基礎資料とする。
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研究実績の概要 |
本研究は匿名医療保険等関連情報データベース(NDB)を用い、北海道内の医療機関を受診した全妊娠高血圧症候群(HDP)患者の実態を明らかにし、今後の予防・管理体制構築のための基礎資料とすることである。2021年度冬に厚生労働省より2010年4月~2020年3月までの北海道内のレセプトデータを受領し、活用可能な形式に整えた。2022年度は、このデータベースより、HDP関連の傷病名がつき、同月に診療開始情報を持つものをHDP患者と定義して抽出し、一般的に名寄せに用いるID1, ID2から、下限となるID数を算出した。これにより、2010~2019年度のHDP患者数と、診療開始時の患者の年齢区分、医療機関受診医療圏を年度別に集計した。2023年度は、これまでに年度別に集計した結果を日本高血圧学会でポスター発表した。また、2011年1月~2019年12月までの9年間のデータについて、年単位で患者数を集計しなおし、妊婦数に代わり出生数を用いて罹患率を算出し、年齢別罹患率、年次推移について分析した。さらに、これまでは診療開始時点のデータのみを分析していたが、傷病名や薬剤データ等を用いてその後数年間の経過を追えるように、データを整えているところである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2021,2022年度の遅れにより、全体の進行が遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
診療開始時点以降の数年間に渡るレセプト情報を追い、その後の循環器疾患での受診状況や、薬剤使用状況について分析を進める。
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