研究課題/領域番号 |
21K10940
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 公立小松大学 |
研究代表者 |
久司 留理子 公立小松大学, 保健医療学部, 助教 (70881994)
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研究分担者 |
坂本 めぐみ 公立小松大学, 保健医療学部, 教授 (50279577)
山田 貴代 公立小松大学, 保健医療学部, 講師 (40453063)
木村 誠 公立小松大学, 国際文化交流学部, 准教授 (00410390)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 多職種連携 / Webシステム / 社会的ハイリスク妊婦 / 特定妊婦 / 切れ目のない支援 / 母子見守り / 地域連携 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は児童虐待のリスクが高い周産期の母子の支援に関する研究である。妊婦の中でも 特に特定妊婦とその予備軍である社会的なリスクを有する妊婦を早期に発見し支援に結びつけるために「一般の人が地域で妊婦と母子を見守る“地域母子見守り隊”」を結成し、保健・医療機関と協働して地域母子見守りシステムを構築し施行・評価することを目的とする。 地域母子見守りシステムの特徴は、研究機関、行政、子育て世代包括支援センター、地域の病院、商業施設の協働によるこれまでになかった連携体制で一般の人を教育支援し、保健・医療・福祉機関が連携・協働して特定妊婦と社会的なリスクを有する妊婦を早期発見し支援に繋げることである。
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研究実績の概要 |
社会的ハイリスク妊婦を支援する専門職の認識の特徴に関して分析を終えた。【専門職者は其々が持つ知識・技術・ネットワークを駆使して妊婦の支援を行っている】【専門職者は一般の人を含む多職種連携の重要性と課題を感じている】以上2つの認識の特徴が明らかとなった。(2023年7月第7回日本産前産後ケア・子育て支援学会にて発表済)専門職者の知識・技術・ネットワークを活用して社会的ハイリスク妊婦を早期に発見して支援に繋げる為には一般の人の力との協働は効果的で必須と考えられる。多職種連携は専門職種間だけではなく、今回の研究計画の通り一般の人の認識を調査して、一般の人を含めた多職種連携の方法を計画実施予定である。 一般の方の認識の調査では、イオンの従業員への実態調査はイオンの組織上困難と判断し、大型ショッピングセンターでアルバイト経験のある大学生とその同僚からのインタビュー調査を開始した。イオンに限らず多くの人が昼夜利用する大型ショッピングセンターで、気になる妊婦を見かけた事があるか否か、支援の必要性を感じた事はないか、支援するとしたらどのような方法が考えられるか、もし自分が当事者となったならどのように支援に繋がるか等について調査中である。 一般の方の認識については調査中であるが一部の結果からは、若者にとってはスマートフォンでの情報収集が新たな情報を得る手段の中心となっており、Web・システムを母子見守りシステムに活用出来ないか、Webシステム開発業者に相談中である。今後、一般の方の認識の調査・分析を進め、母子見守りシステムの開発に入る計画である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
大型ショッピングセンターの従業員へのインタビューの遅れが原因となり、母子見守りシステムの内容の全体像が定まらない為本格的なシステム立案に遅れが生じている。現在一般の方へのインタビューを、対象者を一部修正して開始しており、その一部の結果からシステムの方向性がWebシステムの活用へと明らかになってきている。今後インタビューを続け分析後、システム開発を仕上げる計画である。
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今後の研究の推進方策 |
現在までの進捗状況を踏まえ母子見守りシステムの開発を進めていく。今後は一般の方へのインタビューと並行して、Webシステム開発業者と調整を進めていき、母子見守りシステムの活用を今年度中に実施予定である。
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