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入院時の分娩進行度と医療介入の関連を基軸とした入院のための診断基準の構築

研究課題

研究課題/領域番号 21K10944
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58070:生涯発達看護学関連
研究機関奈良県立医科大学

研究代表者

五十嵐 稔子  奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (50347473)

研究分担者 乾 つぶら  奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (00512667)
岡山 真理  奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (30711973)
山崎 愛  奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (50971991)
木村 奈緒美  奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (80791524)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード分娩 / 入院 / 医療介入 / 陣痛 / 陣痛発来 / 分娩進行 / カルテ調査 / 診断 / 卒後教育
研究開始時の研究の概要

分娩時に、適切なタイミングで入院することは、母子の心身の健康のために重要である。しかし現在、分娩時の統一された入院時期の基準はなく、判断に迷う場面もある。
本研究は、入院時の分娩の進行状況と医療介入の頻度について明らかにし、また入院の診断基準に影響する施設の特性について分析する。さらにこれらの結果を統合し、施設の特性による影響を考慮して使用できる、分娩時入院の診断基準の構築を行うことを目的とする。

研究実績の概要

日本の分娩施設において、入院時の子宮口開大度による分娩進行度と医療介入の関係を明らかにすることを目的に、後ろ向きコホート研究を行った。
対象は、大学病院1施設において2019年から2021年に、経腟分娩目的で陣痛発来のため入院し出産した女性。包含基準は、陣痛発来による入院で、正期産・単胎・頭位、かつ児の最終推定体重が2,500g以上のものとした。除外基準は予定帝王切開術、今回の妊娠での切迫早産の既往があるもの、管理入院からの分娩、母体搬送による分娩、病院に到着する前の分娩、流早産、GBS陽性のあるもの、分娩進行に影響する円錐切除の既往があるものとした。
データ項目は、属性として、年齢、婚姻状態、初産・経産の別、妊娠中の体重増加量、分娩時の週数、分娩所要時間、出血量、児の出生体重、分娩時の臍帯血Phの情報を得た。また入院時の分娩進行度として、入院時の子宮口開大度の情報を得た。医療介入は、人工破膜、オキシトシン、吸引・鉗子分娩、緊急帝王切開の情報を得た。
分析方法は、医療介入である人工破膜、オキシトシン、吸引・鉗子分娩、緊急帝王切開のそれぞれを従属変数とし、それに影響する要因として、母体の年齢(30歳未満、30-34歳、35歳以上)、初産・経産の別(初産、経産)、入院時の子宮口開大度(4cm未満、4cm、5cm、6cm以上)、陣痛間欠(1-3分、4-5分、6-10分、10分以上)、を独立変数として、多変量解析を行った。
結果、2019年から2021年の間の出産数は、2559名であった。そのうち、530名(20.7%)が分析の対象となった。現在、データ解析中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

現在、1施設においての調査を完了し、データを分析している。今後、多施設での調査に進む予定である。
これまで、コロナの影響があり、多施設でのカルテ調査が困難であったため、予定より進捗状況が遅れている。

今後の研究の推進方策

現在のデータを解析し、中間報告として論文投稿予定である。また、他施設でのデータ収集を行う予定である。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

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