研究課題/領域番号 |
21K10954
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 藤田医科大学 |
研究代表者 |
清水 三紀子 藤田医科大学, 保健衛生学部, 講師 (90402627)
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研究分担者 |
山本 直樹 藤田医科大学, バイオリソース室, 教授 (00267957)
寺本 篤司 藤田医科大学, 保健学研究科, 教授 (00513780)
松野 貴洋 藤田医科大学, 医学部, 特別研究員 (00801482)
村上 和人 愛知県立大学, 情報科学部, 教授 (10239486)
杉浦 将人 藤田医科大学, 保健衛生学部, 講師 (10646475)
藤原 郁 藤田医科大学, 保健学研究科, 教授 (20351009)
東本 祐紀 藤田医科大学, 医療科学部, 講師 (20569701)
金 瓊愛 藤田医科大学, 保健衛生学部, 助教 (30826334)
梅村 まり子 藤田医科大学, 保健衛生学部, 助手 (30848651)
久納 智子 藤田医科大学, 保健学研究科, 客員教授 (40170021)
三吉 友美子 藤田医科大学, 保健学研究科, 教授 (40329701)
鈴木 紀子 順天堂大学, 医療看護学部, 准教授 (70460574)
三浦 康生 藤田医科大学, 医学部, 教授 (70605146)
都築 弘典 藤田医科大学, 保健衛生学部, 助教 (80727199)
岩瀬 敬佑 藤田医科大学, 保健衛生学部, 助教 (80826719)
明石 優美 藤田医科大学, 保健学研究科, 講師 (90769407)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | ヘモグロビン / 貧血 / 予防医学 / アプリケーション / スマートフォン / 色彩分析 / 眼瞼結膜 / 鉄過剰症 |
研究開始時の研究の概要 |
貧血は疲れ易いなどの症状を自覚し始めた時には既に重度であることが多いため、自覚する前に貧血チェックをして予防/早期発見することが大切である。本研究では病院で採血して貧血の確定診断を受ける前段階として、貧血指標のヘモグロビン値を測定して、貧血スクリーニングが可能なアプリケーションを開発し、スマートフォンでダウンロードすることで、いつでも自ら貧血チェックができる健康自己管理システムの構築を目的とする。
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研究成果の概要 |
愛知県内A医学大学学生292名を対象にスマートフォンによる眼瞼結膜の撮影画像と血液ヘモグロビン値の関係を多角的に分析した. 眼瞼結膜の色相に関する独自の計算式による平均値と血液ヘモグロビン値の相関係数はr=-0.417であり,相関があった.血液ヘモグロビン値の上位・中央値付近・下位の各10名のデータを抽出し,眼瞼結膜の色彩解析を行った結果,血液ヘモグロビン値と色相は相関する可能性があった.眼瞼結膜を3つの領域に分割した実験の結果,領域毎に正答率に差があった. AI分析ではAI予測値と血液ヘモグロビン値の相関係数r=0.590であり,相関があった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
スマートフォンを使用して撮影された眼瞼結膜の画像を色彩分析またはAI分析することにより,血液ヘモグロビン予測値の算出可能が示唆された点に研究成果の学術的意義がある. 18歳以上の日本人の約9割がスマートフォンを保持している(内閣府 2020).本研究で開発されたアプリケーションの普及により,多くの日本人がいつ,どこでも血液ヘモグロビン予測値が算出可能となる.このように,日常生活の中で手軽に血液ヘモグロビン予測値を確認することにより貧血や鉄過剰のスクリーニングをして,予防や早期発見/治療に繋げることができる点に社会的意義がある.
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