研究課題/領域番号 |
21K10963
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
谷口 珠実 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (10258981)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 骨盤底筋訓練 / 筋電測定 / 高齢者 / 集団指導方法 / フレイル予防 |
研究開始時の研究の概要 |
1.尿失禁を有する高齢者のフレイル群と非フレイル群の各20名に対して骨盤底筋訓練の指導を行い、その際にマイオトラック3を用いた筋電図評価を行う。 2.第二段階の観察研究では、骨盤底筋訓練の治療が必要な有症状がある高齢患者(フレイル群と非フレイル群)と成人期患者を対象に、骨盤底筋群と腹横筋の関係性の分析を行う。 3.上述の第一段階の観察研究と第二段階の観察研究から、高齢者の集団指導時 に応用できる知見について、医療の専門家を集めて会議を行い提言をまとめる。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、高齢者のフレイル予防で実施する手段骨盤底筋訓練の適切な指導の根拠となる基礎的データの知見を得て、手段骨盤底筋訓練に最適な指導方法について提言することである。 現在、骨盤底筋と同じ骨格筋である下肢筋力に着目し対象者を分析後、骨盤底筋訓練の筋肉訓練の前後変化と骨盤底筋と関連する可能性の高い腹横筋の測定を開始している。 骨盤底筋訓練前の骨盤底筋と腹横筋の測定を最初に分析しており、幾つかの動きのパターンが示されることが明らかになった。 本研究前には、欧米での健常な若年者での測定結果しか示されておらず、関連する筋肉の動きの報告があるが、これまでの報告とは異なる動きのパターンが示されている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナ禍により、対象患者の筋電図測定の開始が遅れたこと、さらに新機器の国内輸入が遅れており、購入ができない状況である。複数の施設で対象者の測定を計画しているが、機器の購入が遅れたことで、現在は一施設での測定を行っている。骨盤底筋群の測定に関しては、旧機機も活用して測定値を分析し始めているが、機種と台数が限られたため、測定がやや遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
新年度には、機器を購入して複数機器で測定と分析対応を行う予定である。筋力の訓練後の測定を定期的に図り、初回の測定値と動きのパターンがどのように変化を示すか、分析を行う。
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