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地域医療の創生を担う看護師による特定行為の活動開始を支援する実施モデルの開発

研究課題

研究課題/領域番号 21K10967
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
研究機関群馬県立県民健康科学大学

研究代表者

田村 香奈  群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 助教 (90858268)

研究分担者 飯田 苗恵  群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 教授 (80272269)
瀬川 篤記  群馬県立県民健康科学大学, 診療放射線学部, 教授 (00334102)
横山 京子  群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 教授 (80341973)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2023年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード特定行為 / 実践環境 / ステークホルダー / 組織づくり / 実施モデル / 指定研修機関
研究開始時の研究の概要

看護師に係る特定行為研修制度は、少子高齢“多死”社会の到来にむけて医療過疎や医師の偏在などの地域医療の実情を補完する施策として、高い専門性を発揮できる看護師を育成し在宅医療等のチーム医療を推進することを目的としている。厚生労働省は、2025年までに10万人の修了者を目指しているが、2020年7月時点で修了者数は2,646人と目標値の約2.6%に留まっている。その理由の一つには、実施環境の未整備による制度普及の障壁が推測される。本研究では、特定行為の実施環境を整えるための施設内外における組織づくりや、活動の手順づくり等の準備の過程を調査し、地域で活動する手引きとなるモデルを提案する。

研究実績の概要

本研究の目的は、特定行為の実施環境を整えるために、看護師の行った関係者との合意形成に基づいた組織づくりや活動の手順づくり等の準備の過程を調査し、地域で活動する手引きとなるモデルの提案により制度の普及を図ることである。
令和4度は、特定行為研修修了者が行った実践環境作りに関連するステークホルダーとの活動や準備の手順について、パイロットスタディを経て、全国調査を行った。
令和5年度は、本調査で得たデータについて量的及び質的に分析し、結果を考察中である。
研究課題に関連した活動として、群馬県内の特定行為研修を終了し活動している看護師及び看護管理者を対象とし、「令和5年度群馬県看護師特定行為研修修了者フォローアップ研修会」の企画運営に携わった。企画運営は、群馬県健康福祉部医務課及び群馬県内指定研修機関3大学が協同して実施し、複数回会議を重ねた。研修会の参加人数は群馬県内修了者全体の約6割にあたる54名の修了者と管理者であり、所属施設は病院や訪問看護ステーション、介護福祉施設等であった。研修会では、①研修修了者の実践報告、②医療機関の看護管理者の実践報告、③活動環境の類似したグループでの情報交換が行われ、実施環境の課題等を共有した。また、研究課題に関連した研究として、「附属病院を持たない看護系大学による特定行為研修の取組と修了者及び看護管理者の実践」に取り組み、面接調査にて研修中からの活動準備の経過について調査した。実施環境の実情や活動準備の実際について、本研究の参考とする予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

理由 新型コロナウィルス感染症の社会的な状況を考慮し、本研究のデータ収集方法(郵送法及びWeb調査法)及び分析方法(質的分析)を再検討し、研究倫理審査委員会へ変更届の手続きを行ったことで研究の開始が遅れたため。

今後の研究の推進方策

分析した結果をもとに、関連学会において学会発表及び論文作成を行う予定である。
また、今年度はステークホルダーへのインタビュー調査を実施し、双方の分析から制度導入の手引きとなる新たな実施モデルの作成する予定である。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

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