研究課題/領域番号 |
21K10975
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 宮城大学 (2022-2023) 自治医科大学 (2021) |
研究代表者 |
江角 伸吾 宮城大学, 看護学群, 准教授 (10713810)
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研究分担者 |
春山 早苗 自治医科大学, 看護学部, 教授 (00269325)
田村 須賀子 富山大学, 学術研究部医学系, 教授 (50262514)
小谷 和彦 自治医科大学, 医学部, 教授 (60335510)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ICT / 生活習慣病予備軍 / 特定保健指導 / 自己管理 / アプリ / スマートウォッチ / ウェアラブル機器 |
研究開始時の研究の概要 |
平成25年の厚生労働省通知にて、ICTを活用した初回面接が可能となり、ICT活用による実施方法等の整理・検討が必要である。新型コロナ感染症流行により、大多数の特定保健指導対象者において、ICTを活用しながら自己管理行動を継続していけるようにする必要性がある。本研究を実施することにより、成人の生活習慣病予備軍の自己管理強化保健指導プログラムに寄与すると期待できる。
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研究実績の概要 |
前年度に引き続き協力機関が実施したICTを活用した保健指導プログラムのデータを回収した。また、本年度は2023 International Nursing Conferenceでの発表を行った。これまでに回収されたデータは、男性のデータが多かったため、男性のデータのみを分析対象とした。分析対象としたデータは3施設の特定保健指導積極的支援対象者で、3か月以上180ポイントの保健指導を実施した。特定保健指導の初回時に自己管理行動の継続を支援するためにスマートフォンアプリケーションと連動したスマートウォッチ(ICTツール)を提供した。なお、180ポイントの使用方法については介入頻度の高いAプログラムと介入頻度の低いBプログラムの2つのプログラムがあったが、両方のデータを使用した。 「週1回未満または不使用群」では20例と「週2回以上の使用群」の27例に分けて分析を実施した。使用群では、体重(p=0.02)、腹囲(p=0.004)、拡張期血圧(p=0.03)が有意に低下したが、不使用群はいずれの項目にも有意差は認められなかった。食事(p=0.032)と運動(p=0.014)の個人目標の達成度は、使用群で有意に高かった。ARCSモデルに基づくプログラム評価では、9項目中8項目で使用群が有意に高かった。評価におけるデータ数は十分に集まったと考えられるため、今後は論文化を進めていく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
3年目に海外ジャーナルに投稿予定であったが、執筆途中段階でとまっており、投稿までできていないため。
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今後の研究の推進方策 |
投稿論文を完成させる。また、再分析を行い、関連学会での発表を行う。
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