研究課題/領域番号 |
21K10981
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
渡辺 昌子 東邦大学, 看護学部, 助教 (90405613)
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研究分担者 |
岸 恵美子 東邦大学, 看護学部, 教授 (80310217)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
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キーワード | 食生活 / 食生活リテラシー / スマートフォンアプリ / ソーシャルメディア / 健康教育 / 大学生 / スマートフォン / ヘルスリテラシー |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、複雑な課題に直面している青年期住民の食生活の現状を踏まえ、デジタルデバイスを多用に駆使して社会と繋がる大学生の食生活に関するヘルスリテラシーの獲得を目指す新たな健康教育方法を開発することを目的とする。 研究は二段階で構成する。第一に、大学生の食生活に関するヘルスリテラシーの現状と食情報検索行動との関連を明らかにする。第二に、大学生に最も身近なツールであるスマートフォンアプリとソーシャルメディアを活用した食事記録作成と教材コンテンツ配信を融合させた学習プロジェクトを展開し、主体的に食生活に関する課題を発見し、持続的に関心を深めることができる健康教育方法となりうるかどうかを検証する。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、大学生の食生活リテラシー向上を目指して、ソーシャルメディアを活用したオンライン学習プログラムを開発し、その効果と課題を検討することである。 当該年度は、食生活リテラシーの向上を目指すオンライン学習プログラムについて、前年度のプレ調査の結果 および 各分野の専門家(ヘルスリテラシー学習プログラム開発者、食生活リテラシー尺度開発者、大学生の健康に関わる部署で勤務する保健師・栄養士等)への意見聴取の結果を踏まえて、学習プログラムの内容(参加者へ配信する教材の内容、参加者同士のコメント交換の内容とタイミング、研究者によるメッセージの内容等)、学習プログラム配信期間等について検討し、修正を行なった。そのプロセスにおいて、本研究において取り扱う食生活リテラシーの枠組みを見直すとともに、ベースライン調査・実施後調査・1か月後調査の設問内容についても検討・修正を行なった。プレ調査の結果については、今後学会発表を行うことができるように、量的・質的に分析を行なっているところである。 また、修正した学習プログラムについて、研究代表者が所属する機関の研究倫理審査委員会における審査を経て、承認を得た。研究倫理審査のプロセスにおいて、本調査を実施するにあたって研究手順に変更が生じたため、それらの修正を行った。 次年度は、東京都内に在学する大学生を対象とした本調査を実施する。準備が出来次第、本調査の研究対象者募集を開始する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当該年度のうちに本調査の対象者募集と学習プログラムの実施を行う計画であったが、研究倫理審査のプロセスに時間を要したことに加え、研究代表者の健康上の理由により、諸般の手続きに遅れが生じたため、計画通りに実施することができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
最終年度である2024年度は、本調査を実施する。都内の大学に研究対象者公募の協力を依頼し、ポスターにより対象者を公募する。研究に関心を示した大学生に書面で研究の説明を行い、研究協力を得られる者に研究参加同意手続きを行う。その後、対象者を数名ごとにグループ編成し、ソーシャルネットワークシステムのスマートフォンアプリを媒体とした学習プログラムを実施する。学習プログラム参加前(ベースライン)・実施後・1か月後に質問票とインタビューによりデータを収集し、学習プログラムの成果と課題を明らかにするために分析を行う予定である。
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