研究課題/領域番号 |
21K10984
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 京都先端科学大学 (2022) 金沢医科大学 (2021) |
研究代表者 |
中田 ゆかり 京都先端科学大学, 健康医療学部, 准教授 (30647615)
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研究分担者 |
森河 裕子 金沢医科大学, 看護学部, 教授 (20210156)
角谷 寛 滋賀医科大学, 医学部, 特任教授 (90362516)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 睡眠 / 睡眠呼吸障害 / 労働生産性 / 特定保健指導 / メタボリックシンドローム |
研究開始時の研究の概要 |
メタボリックシンドローム(以下,メタボ)は睡眠時無呼吸症候群(SAS)に影響をもたらし,SASは労働生産性に影響をもたらすとされている。特定保健指導によりメタボが改善することは睡眠の質の改善,ひいては労働生産性の向上につながるとの仮説のもと本研究を行う。 本研究の目的は,①メタボを有する男性労働者を対象に,睡眠評価装置等を用いてSASの有無等の睡眠状態を評価し,労働生産性との関連を明らかにすること,②特定保健指導によりメタボの改善がSASを改善するか否かを明らかにすること,③SASの改善が集中力の向上等の「労働生産性の向上」につながるか否かを明らかにすることである。
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研究実績の概要 |
睡眠時無呼吸症候群(以下、SAS)は男性では40~50歳代が半数を占めることから、職域では非常に重要な健康課題である。また、SASの自覚症状である日中の眠気や集中力の低下による作業効率の低下や労働災害のリスクも増大される。そこで、本研究の目的は、①SAS(予備群を含む)を有する男性労働者を対象に、睡眠評価装置等を用いて睡眠時無呼吸症候群の有無等の睡眠状態を評価し、労働生産性との関連を明らかにすること、②メタボリックシンドローム(予備群を含む)の改善がSASを改善するか否かを明らかにすること、③SAS、SAS前状態の改善が「労働生産性の向上」につながるか否かを明らかにすることである。 特定保健指導対象者に対し、自身の睡眠データを用いて保健指導を行うことで、従来に比べ行動変容が強化され、メタボリックシンドロームの改善がより促進し、その結果SASも改善され、労働生産性が向上することが期待される。 令和3年度は研究協力企業でのデータ収集を予定していたが、研究協力が得られなくなったため、研究を開始することができなかった。 令和4年度は新たに研究協力企業をリクルートし、1社から研究協力が得られ、研究を開始することができた。具体的には、令和3年度に予定していた①研究対象者への同意取得、②特定保健指導開始前(Pre)のデータ収集、③②のデータから労働生産性と睡眠との関連分析により労働生産性の要因解明、のうち①②の実施にとどまっている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
令和3年度は研究計画の時点で研究協力が得られていた企業でのデータ収集を予定していたが、研究協力が得られなくなってしまったため、研究を開始することができなかった。そのため、令和4年度は研究協力企業のリクルートが必要となり、研究開始が遅れたため。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度は特定保健指導6か月後(Post)データを収集し、①労働生産性と睡眠との関連分析を含めた労働生産性要因解明、②睡眠・メタボリックシンドロームとの関連評価、③労働生産性と睡眠との関連評価を行い、研究成果発表を行う予定である。
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