研究課題/領域番号 |
21K10995
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
平松 万由子 三重大学, 医学系研究科, 准教授 (50402681)
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研究分担者 |
磯和 勅子 三重大学, 医学系研究科, 教授 (30336713)
北川 亜希子 三重大学, 医学系研究科, 助教 (20422876)
服部 由佳 三重大学, 医学系研究科, 助教 (30705405)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2025年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 認知症ケア / 急性期病院 / 倫理的対応力 / 看護職 / 倫理的感受性 / 倫理 |
研究開始時の研究の概要 |
高齢患者が増加している急性期病院においては、質の高い認知症ケア実践に向けた看護職の倫理的対応力の向上は重要な課題の一つである。そのような中、多岐にわたる倫理的問題に気づき、状況に応じて適切に対応する力の育成が求められる。 そこで本研究では、急性期病院の看護職を対象とし、認知症ケア実践において、倫理的感受性を育むことを基盤とした倫理的対応力向上を目指す教育プログラムの開発を行うことを目的とする。
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研究実績の概要 |
今後さらに増加が予測される認知症の人への、人生の終焉までを含めた包括的な質の高いケアの提供は、重要な課題である。 本研究は、急性期病院の看護職を対象とし、認知症ケア実践において、倫理的感受性を育むことを基盤とし倫理的対応力向上を目指した教育プログラムの開発を行うことを目的としている。 2年目は「認知症ケアの倫理」に関する教育プログラムにおいてアプローチすべき焦点を明らかにしたいと考え1年目に続き文献検討に取り組んだ。 特に急性期病院における認知症ケアに焦点を絞り、倫理に関連すると考えられる文献を中心に概観した。その中の重要なキーワードとしてせん妄、身体拘束、認知症ケアチーム、などが挙げられた。認知症ケアチームの活動については事例が多数報告されており、認知症ケアの質向上に向けた取り組みが行われてきている。特に認知症ケア加算要件に大きく関連する身体拘束の有無は認知症の倫理にも関連する内容であり、その取り組みを通してケアスタッフの倫理的関心が高まることが期待される。そこで、認知症ケアチームとして積極的に認知症ケアに取り組まれている事例から、倫理的視点に基づくかかわりを抽出・統合し、倫理的対応力向上を目指した教育プログラムの基礎資料としたいと考える。今後の方向性として、急性期病院の認知症ケアチームの活動実態と取り組みによる組織の変容、チームに主として関わる看護職員の意識、他の看護職員の認知症ケアの質の向上に向けた人材育成に関する実態について調査を行いたいと考えている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
今年度予定していた文献検討を行い次年度以降の計画につなげることができた為。
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今後の研究の推進方策 |
急性期病院の認知症ケアチームの活動実態と取り組みによる組織の変容、チームに主として関わる看護職員の意識、他の看護職員の認知症ケアの質の向上に向けた人材育成に関する実態について調査を行いたい。
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