• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

看護者対対象者の2者関係に基づく地域看護実践展開モデル活用ガイドの開発

研究課題

研究課題/領域番号 21K11002
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
研究機関岐阜県立看護大学

研究代表者

松下 光子  岐阜県立看護大学, 看護学部, 教授 (60326113)

研究分担者 安田 貴恵子  長野県看護大学, 看護学部, 教授 (20220147)
田村 須賀子  富山大学, 学術研究部医学系, 教授 (50262514)
山田 洋子  岐阜県立看護大学, 看護学部, 教授 (50292686)
梅津 美香  岐阜県立看護大学, 看護学部, 教授 (50326112)
大井 靖子  岐阜県立看護大学, 看護学部, 講師 (60326121)
堀 里奈  岐阜県立看護大学, 看護学部, 講師 (10751810)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード保健師活動 / 地域看護職 / 看護者対対象者 / 2者関係 / 看護モデル / 活用ガイド / 地域看護実践
研究開始時の研究の概要

研究者らのこれまでの取り組みにより作成した看護モデルおよび活用ガイド案を現任保健師に提示し、現任保健師がモデルとガイド案を使って自身のこれまでの取り組みを説明したり今後の取り組みを検討したりできるか試行して、保健師の意見をもとにガイド案を修正して完成させる。
また、地域の健康課題解決に取り組んだ実績のある訪問看護師等に看護モデルと地域で活動する看護職を想定して修正したガイド案を提示し、それらを用いて訪問看護師等がこれまでの取り組みを説明したり今後の取り組みを検討したりできるか試行して、看護師等の意見をもとに修正し、行政保健師以外の地域で活動する看護職が活用できるモデル、ガイドとして整える。

研究実績の概要

行政保健師による看護モデルとガイド案を使った試行調査について、令和4年度に実施した2か所の調査結果をもとに、看護モデルとガイド案の修正を行い、修正版を作成した。修正版を使用した試行調査を9月に1か所、1月に1か所の2か所実施した。それぞれの施行について、修正版を活用した保健師へのインタビュー、保健師による試行時の記録メモ、試行後の研究者間の意見交換、試行時に検討した活動事例をデータとして収集した。今後は、令和5年度の2か所の調査結果をもとに、看護モデルとガイド案を再度修正して、完成させる予定である。
行政保健師以外の地域看護職を対象とした調査については、令和4年度までで2か所の調査を実施し、データ収集は終了しており、令和5年度は、それらのデータ分析を終了した。当初計画では、行政保健師の活動をもとに作成した看護モデルを大きな修正なく地域看護職の活動に適用できると想定していたが、調査を実施したことにより、地域看護職の活動を説明する際に看護モデルを活用することはできるが、地域看護職の思考内容を更に明らかにする必要があることを確認した。そのため、今回の研究期間においては、さらなる調査の必要性を確認したことが成果であると考えている。今後は、調査結果の全体をまとめ、成果を報告書原稿として整える予定である。
成果の報告として、地域看護職調査に向けて行った、地域の健康課題解決にかかわる地域看護職の活動についての文献調査の結果をまとめ、論文として公表した。また、令和4年度に実施した行政保健師による試行調査の結果の一部について、学会発表を行った。さらに、地域看護職調査において調査した2つ活動事例をもとにした調査結果をそれぞれ学会発表した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

調査協力者が地域で働く看護師、行政保健師であり、新型コロナウイルス感染症の影響を多大に受ける状況があった。そのため、調査依頼の時期について、感染症の状況をみながら配慮しており、研究の取り組み当初から、調査の実施が計画よりも遅くなった。
行政保健師の調査は、令和4年度中に終了する予定であったが、令和5年度末までの実施となった。当初計画では、令和5年度に調査結果をまとめ、看護モデルとガイドを修正し、完成させる予定であったが、その作業は、令和6年度に実施することとなった。そのため、研究期間を1年間延長することとした。

今後の研究の推進方策

調査協力者を得てのデータ収集とデータ分析はほぼ終了しており、令和6年度は、それらのデータに基づく研究者間の検討により看護モデルとガイドの修正を行い、看護モデルとガイドの完成を目指す。
各調査結果をまとめ、研究の総括を行い、報告書の作成に取り組む。
作成した看護モデルとガイドについて、関連学会のワークショップなどで行政保健師に提示し、活用に向けた周知の機会を設ける予定である。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (11件)

すべて 2025 2024 2023 2022

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (9件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] 行政保健師以外の看護職が地域の健康課題の解決を目指して行った看護実践に関する文献調査2024

    • 著者名/発表者名
      岡本美和、松下光子
    • 雑誌名

      岐阜県立看護大学紀要

      巻: 24 ページ: 93-100

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 看護者対対象者の2者関係に基づく地域生活集団を対象とした看護モデルの開発-活動事例における保健師の考え方と働きかけの明確化および看護モデルの前提となる考え方の検討-2023

    • 著者名/発表者名
      松下光子、梅津美香、大井靖子、堀里奈、山田洋子、山本真実
    • 雑誌名

      日本地域看護学会誌

      巻: 26 ページ: 59-68

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] Investigating the Feasibility of Using a Bilateral Relationship Nursing Model: Interviews with Public Health Nureses Using a Model2025

    • 著者名/発表者名
      Hori Rina, Kinoshita Takuya, Matsushita Mitsuko, Yamada Yoko, Shiro Ryoko, Tamura Sugako
    • 学会等名
      第27回 East Asian Forum of Nursing Scholars
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 看護モデルを活用した地域看護職の活動可視化の試み -過疎地域における医療提供体制確保-2024

    • 著者名/発表者名
      山田洋子、岡本美和、大井靖子、梅津美香、堀里奈、松下光子、 城諒子、田村須賀子、安田貴恵子
    • 学会等名
      看護実践研究学会第5回学術集会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 看護モデルを活用した訪問看護師の活動可視化の試み―小児在宅ケア体制づくり―2024

    • 著者名/発表者名
      堀里奈 松下光子 城諒子 田村須賀子 山田洋子、大井靖子、梅津美香、安田貴恵子
    • 学会等名
      日本地域看護学会第26回学術集会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 看護者対対象者の2者関係に基づく地域生活集団を対象とした看護モデルの開発(1報)2022

    • 著者名/発表者名
      松下光子,梅津美香,大井靖子,田村須賀子,堀里奈,安田貴恵子, 山田洋子
    • 学会等名
      日本地域看護学会第25回学術集会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 看護者対対象者の2者関係に基づく地域生活集団を対象とした看護モデルの開発(2報)-精神障害者支援2022

    • 著者名/発表者名
      堀里奈 松下光子 山田洋子 大井靖子 梅津美香 田村須賀子 安田貴恵子
    • 学会等名
      日本地域看護学会第25回学術集会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 看護者対対象者の2者関係に基づく地域生活集団を対象とした看護モデルの開発(3報)-医療的ケア児の支援2022

    • 著者名/発表者名
      山田洋子、大井靖子、梅津美香、城諒子、田村須賀子、堀里奈、安田貴恵子、松下光子
    • 学会等名
      日本地域看護学会第25回学術集会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 看護者対対象者の2者関係に基づく地域生活集団を対象とした看護モデルの開発(4報)-糖尿病の重症化予防2022

    • 著者名/発表者名
      大井靖子、松下光子、山田洋子、堀里奈、梅津美香、田村須賀子、安田貴恵子
    • 学会等名
      日本地域看護学会第25回学術集会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 看護者対対象者の1対1の関係に基づいて保健師活動をモデル化する2022

    • 著者名/発表者名
      松下光子
    • 学会等名
      日本地域看護学会第25回学術集会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 看護者対対象者の2者関係に基づく地域生活集団を対象とした看護モデルの開発-精神障がい者の希望の実現に向けた地域づくりをめざした支援事例からの検討-2022

    • 著者名/発表者名
      山田洋子、梅津美香、堀里奈、大井靖子、城諒子、田村須賀子、安田貴恵子、松下光子
    • 学会等名
      第10回日本公衆衛生看護学会学術集会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi