研究課題/領域番号 |
21K11005
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 神戸市看護大学 |
研究代表者 |
坪井 桂子 神戸市看護大学, 看護学部, 教授 (80335588)
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研究分担者 |
小澤 和弘 岐阜県立看護大学, 看護学部, 准教授 (20336639)
秋定 真有 神戸市看護大学, 看護学部, 助教 (20738546)
石橋 信江 神戸市看護大学, 看護学部, 准教授 (50453155)
山崎 尚美 (平木尚美) 畿央大学, 健康科学部, 教授 (10425093)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 高齢者ケア施設 / 看護師 / 新任期看護師 / 教育支援プログラム / オンライン研修 / オンデマンド研修 / 高齢者看護の実践能力 / 教育支援ガイド / 研修プログラム |
研究開始時の研究の概要 |
高齢者ケア施設の新任期看護師の就業は僅かながらも増加傾向にある中で、高齢者ケア施設において新任期看護師の育成の拡充が求められている。そのためには、具体的な教育支援内容や方法を示す必要がある。研究者らは、これまでに高齢者ケア施設の新任期看護師を教育支援する看護職に向けた、「教育支援ガイド」(坪井,2018)を作成し、具体的な教育方法を示した。本研究では、「教育支援ガイド」を基盤に、対面研修とオンライン研修を効果的に統合した継続可能かつ発展的な研修プログラムを開発することを目的とし、実施する。
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研究実績の概要 |
1.「教育支援ガイド」を基盤とした研修プログラム(案)の作成 1)研修プログラム(案)の作成:テーマ、回数、時間、内容、方法などを検討し、作成した。2) 研修用教材の開発:研修プログラム(案)の内容として、「教育支援ガイド」に掲載した5つのテーマ①倫理的に優れたケアをチームで実践する、②老年症候群の苦痛を緩和する日常生活援助、③認知症の生活機能障害に応じた日常生活援助、④心身の変化を早期に捉えたケア、⑤安楽で安寧な看取りに向けたケアとし、映像・写真等のメディアを効果的に活用した研修用教材を開発することとした。①~⑤のすべての事例について、研修用教材に使用できるようにPDF化を行った。また、今年度は不眠の事例とイレウスの事例について、研修用教材として、オンデマンド動画の撮影・編集を行い、作成した研修用サイトに掲載した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究代表者および研究分担者はいずれも看護系大学に所属しており、Covid-19の感染拡大による臨地実習の代替、本務の増大等により、研究時間の確保が難しかったため
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今後の研究の推進方策 |
定期的な会議を開催し、下記計画の円滑な実施をはかる。 1.学習管理システムの構築:研修用教材の配信および受講者のオンラインコミュニケーション、研修受講者の学習状況の把握・評価を目的とした学習管理システム(LMS:Learning Management System)を構築する。2.各研修テーマに即した対面、オンライン(リアルタイム・オンデマンド)の効果的な研修方法(ブレンディッド・ラーニング)を検討:・学習管理システムに蓄積された受講者の詳細な学習履歴(学習データ)のラーニング・アナリティクス(学習分析)による教材の改善・発展をはかること、講師と受講者、受講者同士を繋ぐコミュニケーションツールの設定と活用方法、高齢者ケア施設及び看護職の特性、新任期看護師の教育支援の特徴を反映させる等の視点を重視する。3.研修の評価として、教育支援方法の理解・修得状況を測定できる評価指標を開発4.研修プログラムを用いた研修の実施と評価 1)データ収集:高齢者ケア施設の新任期看護師の教育支援をする看護職(特別養護老人ホームの10-20名)を対象とした、オンライン研修の実施、研修後に教育支援方法の理解・修得状況の評価指標を用いて評価し、データとする。また、研修プログラムの活用の利便性について、アンケート調査を行う。2)分析方法:アンケート結果、学習分析結果から研修内容・方法との関連を分析する。
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