研究課題/領域番号 |
21K11029
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 日本赤十字豊田看護大学 (2022) 愛知県立大学 (2021) |
研究代表者 |
百瀬 由美子 日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 教授 (20262735)
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研究分担者 |
藤野 あゆみ 愛知県立大学, 看護学部, 教授 (00433227)
池俣 志帆 椙山女学園大学, 看護学部, 准教授 (00527765)
天木 伸子 愛知県立大学, 看護学部, 講師 (40582581)
清水 宣明 愛知県立大学, 看護学部, 教授 (70261831)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 認知症高齢者 / 防災・減災対策 / 認知症対応型グループホーム / 災害時要援護者 / 認知症グループホーム / 災害看護 / 防災・減災対策モデル |
研究開始時の研究の概要 |
認知症対応型グループホームを拠点とし、災害時要援護者である認知症高齢者の安心・安全を守り、災害被害を回避するために、認知症高齢者が呈するBPSDへの対応の特徴や認知症GHという事業所の特徴を踏まえた防災・減災対策モデルを構築する。GHのスタッフが地域住民の支援を得ながら、被災状況を想定し、具体的な行動レベルのマニュアルを作成し、模擬患者を活用した避難訓練を実施・評価することを通して、実践可能なモデルの構築を目指す。
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研究実績の概要 |
本研究は、認知症対応型グループホーム(以下GHとする)を拠点とし、災害時要援護者である認知症高齢者の安心・安全を守り、災害被害を回避するために、認知症高齢者が呈するBPSDへの対応の特徴や認知症GHという事業所の特徴を踏まえた防災・減災対策モデルを構築することを目的としている。 今年度は、愛知県内の1GHにおいて、『災害弱者を基準とした地域災害対策プロトコル』に基づき、GHスタッフとともに「被災物語」及び「アクションカード」の作成を試みた。 「アクションカード」の具体例としては、地震発災時の振動で入所高齢者が【転倒】する危険性を想定した<外傷>、<打撲>への対応、その他【熱傷】【呼吸困難】等により医療行為を有する状況への対応、浴室、居室、ホールでの停電、トイレでの排水トラブル、扉の開閉困難、浸水、火災発生時の入所者の避難誘導など、GHの居住者特有のトラブルや被害を想定したアクションカードが作成された。 次年度は、このアクションカードを基に、避難訓練を試行するとともに、横展開するための動画作成を予定している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
昨年度までのCovid-19感染拡大、予防対策のために、GHへの研修実施、フィールドワークの実施が困難であったため。
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今後の研究の推進方策 |
当初立案した5段階構成の研究計画に則り、次年度は、作成したアクションカードに基づき避難訓練を試行し、GHの特徴を踏まえた防災・減災対策モデルを構築し、その有効性を検証する。
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