研究課題/領域番号 |
21K11041
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 藤田医科大学 |
研究代表者 |
宮本 美穂 (石黒美穂) 藤田医科大学, 保健学研究科, 准教授 (40586731)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2025年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 地域包括支援センター / 高齢者 / 介護予防 / 看護職 / コンピテンシー / 個別支援 / 地域づくり / 保健師 |
研究開始時の研究の概要 |
全国の地域包括支援センターの職員配置の現状は、保健師の確保が困難等の理由のため、看護師が就業している施設も多い。本研究は、地域包括支援センターで働く看護師に関する文献検討および地域包括支援センターのベテラン看護師にインタビュー調査を行い、コンピテンシー項目を収集する。先行研究やインタビュー調査で得られた結果を検討し、地域包括支援センターで働く看護職のコンピテンシーリストを開発する。 開発したリストを用いて、地域包括支援センターの看護職を対象に質問紙調査を行い、実践行動の力量を把握し、現場の看護職が十分獲得できていない能力領域等を明らかする。その結果を踏まえ、現任者研修モデルを検討する。
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研究実績の概要 |
本研究目的は、①地域包括支援センターで働く看護職のコンピテンシーリストを開発する、②開発したコンピテンシーリストを用いて、現場の看護職が十分獲得できていない能力領域を把握する、③研修モデル開発のための基礎資料とすることである。 目的①として、先行研究の地域包括支援センター保健師のコンピテンシーリストの論文発表をした。一方、地域包括支援センター看護師のコンピテンシー項目を収集するためのインタビュー調査の実施に向け、文献検討より地域包括支援センター看護師のコンピテンシーの活動領域として「個別支援」「地域づくり」「3職種のチームワーク」「自己研鑽」「業務マネジメント」が抽出された。この文献検討の結果に基づき、インタビューガイドを作成し、令和5年度は、地域包括支援センター看護師へのインタビュー調査を実施した。インタビュー調査への参加者は10名で、地域包括支援センターの平均経験年数12.8年、インタビュー時間は52~101分であった。現在、インタビューデータを分析している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
進捗状況が遅れている理由として、新型コロナウイルスの感染対策上、対面でのインタビュー調査を規制緩和後に実施となったこと、先行研究の論文査読の指摘を受けて、実施予定のインタビューガイドを修正することとなったため、インタビュー調査の実施が遅れたことが影響している。
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今後の研究の推進方策 |
令和6年度は、地域包括支援センター看護師のインタビュー調査の分析を行い、コンピテンシー項目を収集する。本研究で収集された看護師のコンピテンシー項目と先行研究にて明らかにされた保健師のコンピテンシー項目を比較検討し、看護職のコンピテンシーリスト案の作成を進める予定である。
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