研究課題/領域番号 |
21K11058
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 国際医療福祉大学 |
研究代表者 |
長澤 ゆかり 国際医療福祉大学, 成田看護学部, 講師 (10756498)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | インタビュー調査 / 病院看護師 / 診療所医師 / 自治体職員 / 男性介護者 / 男性介護者の会 / 高齢夫介護者 / 支援サービス / 介護保険 / 早期介入 |
研究開始時の研究の概要 |
潜在している高齢夫介護者を早期に把握する必要があるが、その方策は確立されていない。そのため、地域包括支援センター専門職と診療所医師・看護師との連携方法を検討すると同時に、自治体が実施する避難行動要支援者支援制度で把握する高齢者世帯情報の活用を自治体職員の協力を得て検討し、早期介入プログラム開発に繋げる。研究は、【第1段階】調査用紙開発、【第2段階】全国質問紙調査、【第3段階】早期介入プログラム試案作成、【第4段階】試案試行・評価の4段階で構成する。
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研究実績の概要 |
2022年度実績として、以下の内容を実施した。まず、2022年10月には、A病院看護師、B診療所医師へのインタビュー調査を行った。さらに同月、介護者の会を支援しているC市およびD市の介護保険関連部署の職員へのインタビュー調査を行った。また、2022年11月には、本研究の計画には入っていない予定外の内容ではあったが、高齢の妻を介護し看取った経験があり、介護者の会に所属している高齢男性介護者E氏へのインタビュー調査を行った。 本来、2022年度は、前年度のインタビュー調査の結果をもとに全国調査を行う予定であったが、新型コロナ感染症の影響でインタビュー調査の準備を進め、倫理審査委員会への申請を出して許可を得たところまでにとどまっていた現状がある。そのため、今年度は、2021年度に予定していたインタユー調査に取り掛かった。 A病院看護師とB診療所医師へのインタビュー調査から、介護者の現状や医療機関としての対応、課題などを伺うことができた。C市、D市の介護保険部署の職員へのインタビュー調査では、男性に限定せず実施している介護者の会の現状を伺うことが出来た。C市においては、現状を踏まえて、男性介護者の会の立ち上げの必要性を感じ、次年度以降に男性介護者の会の立ち上げの準備に入っているということであった。D市においては、ニーズは感じるものの、男性介護者に限定した会の開催を考えるには至っておらず、今後は、C市とD市の違いの分析などの材料が得られたと考える。別のE市からは紙面での回答が得られている。 さらに、介護経験のある男性からは、介護の現状や介護に対する考えを伺うことが出来たため、今後の研究に活かしていきたいと考える。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2021年度に予定していた調査が準備までしか実施できず計画よりも遅れていた。 今年度は2021年度に予定していた調査の一部を実施することが出来たが、調査協力者の数が少なかったため、今後の追加調査を実施するか検討する必要がある。調査協力対象として挙げた自治体や医療機関からの回答では、新型コロナ感染症による業務多忙での辞退があるようであったため、感染症が収束の方向に向かっている現状から、追加で協力者を得られる可能性が考えられる。
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今後の研究の推進方策 |
研究期間は2024年度までの予定であったが、1年間の実施の遅延状況があることと、加えて思ったよりも調査協力者が集められていない現状がある。そのため、2023年度はさらにインタビュー調査の追加実施を検討し、サンプル数の確保を検討して実施していきたい。 そのうえで2024年度の全国調査の実施が可能かを検討していきたい。 その結果として、研究期間の延長も視野に入れて今後の研究計画を見直していきたい。
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