研究課題/領域番号 |
21K11060
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
島田 広美 順天堂大学, 医療看護学部, 先任准教授 (00279837)
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研究分担者 |
岡本 美代子 順天堂大学, 医療看護学部, 准教授 (30735858)
野崎 真奈美 順天堂大学, 医療看護学部, 教授 (70276658)
川上 和美 順天堂大学, 医療看護学部, 准教授 (90638769)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 地域在住高齢者 / ヘルスリテラシー / アセスメントツール / 高齢者看護 |
研究開始時の研究の概要 |
ヘルスリテラシーは、住み慣れた地域で健康に生活するための核となる能力であり、その向上が求められている。高齢者がヘルスリテラシーを向上させるためには、まず自身のヘルスリテラシーを評価する必要がある。そこで、本研究の目的は、地域在住高齢者を対象としたヘルスリテラシーは何かを明らかにし、高齢者のヘルスリテラシー向上を目指した個人や地域への効果的な介入を行うアセスメントツールを開発することである。
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研究実績の概要 |
生涯を通じた健康なライフスタイルに向け、自らが受けるサービスを主体的に選択できるように、ヘルスリテラシー(以下HLとする)を身につけるための取り組みを促進することが求められている。特に高齢者のHLは、住み慣れた地域で健康に生活するための核となる能力であり、その向上が求められる。高齢者がHLを向上させるためには、まず自身のHLを評価する必要があるが、状況特異的な評価ツールは見当たらない。そこで、本研究では、地域在住高齢者のHLの向上を促すアセスメントツールの開発を目的とする。 2023年度は、2022年度末に実施した第2研究のインタビュー結果を分析した。高齢者特有のHLの要素を明確にするために、自身の健康の管理や治療の過程に主体的に参加していくための前提となるHLを発揮している地域在住高齢者に第1研究で使用した質問紙への回答を連結したうえで、半構造面接調査を行い、質的に分析した。 その結果、対象者は男性8名、女性7名、平均年齢71.7歳。HL<良好>3名、HL<十分>3名、HL<やや不十分>6名、HL<不十分>3名。対象者が語った健康課題は、ヘルスケア領域として<持病><受診>、疾病予防として<新型コロナウイルス><健診>、ヘルスプロモーション領域として<健康生活の習慣づくり><健康生活の環境づくり>、いずれにも該当しないものとして<介護>に分類された。介護予防などの自主的な活動に参加している対象者の特性から、<健康生活の習慣づくり>には、個人の活動だけでなく、地域で行われている健康づくりを目的とした活動に参加することが含まれていた。これらの健康課題は、高齢者に必要とされるHLの能力や評価の対象とすべき内容が反映されていると考えられる。特に<介護>に関する課題は、対象者のみならず、親の介護を含んでおり、高齢者のHLを評価する上で重要な視点であると考えられた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
第2研究のデータ分析に時間を要している。地域在住高齢者のヘルスリテラシーの構成要素から地域在住高齢者のヘルスリテラシーの概念モデルを作成中である。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度は、第2研究の調査結果の論文投稿を行う。第1研究および第2研究の結果を統合し、作成した地域在住高齢者のヘルスリテラシーの概念モデルをもとに、地域在住高齢者のヘルスリテラシー向上を促すアセスメントツールの試案を作成する。
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