研究課題/領域番号 |
21K11065
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
佐々木 裕子 愛知医科大学, 看護学部, 准教授 (10351149)
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研究分担者 |
西川 まり子 人間環境大学, 看護学部, 教授 (80412344)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 在宅スピリチュアルケア / スピリチュアルニーズ / 訪問看護 / 当事者 / スピリチュアルケア / 在宅ケア / 終末期 / エンドオブライフ |
研究開始時の研究の概要 |
在宅でエンドオブライフを生きる人が,自身の人生に意味や価値があったと実感できることを目指した,効果的な在宅スピリチュアルケアの内容を明らかにする。 そのために,エンドオブライフを在宅で生きる訪問看護利用者やその家族,および在宅看取り経験がある遺族や訪問看護師のインタビューを行い,訪問看護利用者のスピリチュアルニーズを明らかにする。 この結果を基に,訪問看護師とワークショップを行い,在宅スピリチュアルケア内容を明らかにする。 次に訪問看護師にこのケア内容で実践を依頼し,訪問看護利用者のスピリチュアルニーズを支える在宅スピリチュアルケアのあり方を明らかにする。
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研究実績の概要 |
在宅でエンド・オブ・ライフを生きる訪問看護利用者が,自身の人生に意味や価値があったと実感できることを目指す効果的な在宅スピリチュアルケアの内容を明らかにすることを目的に研究に取り組んでいる。2021年度は,先行研究から必要な要素を抽出した. 2022年度には,1)自宅でエンド・オブ・ライフを生きる訪問看護利用者と訪問看護師へのインタビューから,スピリチュアルニーズとケア内容を抽出・整理した。その中から「自宅で終末期を生きる壮年期女性で訪問看護利用者のスピリチュアルニーズ‐本人の語りから」として,質的記述法を用いて論文にまとめた(日本在宅看護学会誌,11(1),21-32(2022))。同時に,2)スピリチュアルニーズの中心テーマが「生きる意味」であることが明らかになったことから,在宅でエンド・オブ・ライフを生きる人の「生きる意味」に影響する要因を明らかにすることを目的に,Purpose in Life(PIL)テストを用いて,「自宅で人生の最終段階を生きる人の「生きる意味」の特徴」の横断研究を行い,論文にまとめた(日本ヒューマンヘルスケア学会誌,7(2),1-13(2022))。 2022年度3月には,これまでの研究で明らかになった結果を下に,在宅スピリチュアルニーズとケアを説明するミニ講座の動画を作成し,訪問看護師を対象にNRSによる介入研究を行った。当初ミニ講座は,対面でワークショップを行う予定をしていたが,コロナ禍の影響からWEBに方法を変更して実施し,現在この結果をまとめ分析している段階である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症の影響があり,WEBによる介入研究と変更したこと,看護師や遺族に集まっていただくワークショップに時間を必要としていることから,遅れが生じている。
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今後の研究の推進方策 |
現在まとめている介入研究結果分析を進め,論文投稿を目指す。 次に、コロナ禍の影響で開催を見送っていたワークショップを開催し,訪問看護師に明らかになった結果を用いた実践を依頼し,研究結果を検証する予定である。同時に,遺族を対象にワークショップを開催し,明らかになった研究結果を説明し,内容の精選を求めていく予定である。
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