研究課題/領域番号 |
21K11073
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 日本赤十字九州国際看護大学 |
研究代表者 |
梶原 弘平 日本赤十字九州国際看護大学, 看護学部, 准教授 (10437626)
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研究分担者 |
緒方 文子 日本赤十字九州国際看護大学, 看護学部, 准教授 (30616058)
角甲 純 三重大学, 医学部, 教授 (90751438)
原田 紀美枝 日本赤十字九州国際看護大学, 看護学部, 准教授 (90730789)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 認知症 / 家族介護者 / 介護者 / 在宅介護 / 認知症高齢者 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的として、ウェアラブルデバイスを活用した認知症の在宅介護者の介護行動の特性を明らかにし、在宅介護者における介護行動の可視化手法を検討する。具体的には、協力施設と連携し、認知症高齢者及び要介護高齢者の在宅介護者の介護行動をウェアラブルデバイスの活用により可視化し負担軽減の支援方法を検討する。本研究により、在宅介護者の包括的な介護状況のアセスメントとテクノロジーを活用した支援方法の開発につながり、開発した支援の活用により在宅介護の継続、介護負担感の軽減、介護者の精神的・身体的な健康の保持・増進、介護サービスの質の向上などの効果が期待されるものである。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、ウェアラブルデバイスを活用した認知症の在宅介護者の介護行動の特性を明らかにし、在宅介護者における介護行動の可視化手法を検討することである。協力施設と連携し、認知症高齢者及び要介護高齢者の在宅介護者の介護行動をウェアラブルデバイスの活用により可視化し負担軽減の支援方法を検討する。本研究により、在宅介護者の包括的な介護状況のアセスメントとテクノロジーを活用した支援方法の開発につながり、開発した支援の活用により在宅介護の継続、介護負担感の軽減、介護者の精神的・身体的な健康の保持・増進、介護サービスの質の向上などの効果が期待されるものである。 今年度は、昨年度より所属機関の研究倫理審査の承認を受けて、研究対象者となる認知症高齢者及び要介護高齢者の在宅介護者への調査を継続している。現在は、13名の対象者より同意を取得し調査を行った。引き続き、共同研究者及び研究協力施設と連携して、対象者となる在宅介護者への調査を継続して実施していく予定である。 合わせて、在宅介護者を含む家族への支援の動向を明らかにするために、家族看護におけるCochran Reviewの結論性を評価した。1212件の論文をスクリーニングし、最終的に6編の論文を採用した。6編の論文から34の看護介入及び主要アウトカムを抽出した。認知症高齢者及び要介護高齢者の家族介護者を対象としたものは、3件(認知症高齢者の家族介護者)が該当した。具体的な支援としては、電話カウンセリング、マインドフルネス、サポート・情報提供・トレーニングであった。本調査より、在宅介護者を含む家族看護におけるCochran Reviewはまだ少なく、家族看護分野でのRCTはあまり実施されていないこと示唆された。また、効果に基づく臨床への推奨を提供したCochran Review は低い傾向にあり、更なる臨床研究の実施の推進の必要性が示された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究対象となる高齢者の在宅介護者においては、COVID-19流行の影響が継続していた。
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今後の研究の推進方策 |
COVID-19の流行も収束を迎えており、対象者により協力を得ていくために、研究協力施設を増やして調査を継続している。
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