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健診結果を活用する後期高齢者の生活意欲を引き出す為の新健康指導モデルの効果検証

研究課題

研究課題/領域番号 21K11074
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
研究機関西九州大学

研究代表者

小松 洋平  西九州大学, リハビリテーション学部, 教授 (70461598)

研究分担者 仙波 梨沙  熊本保健科学大学, 保健科学部, 准教授 (30826574)
藤原 和彦  西九州大学, リハビリテーション学部, 准教授 (70608083)
松尾 崇史  熊本保健科学大学, 保健科学部, 准教授 (50757747)
宮原 洋八  西九州大学, リハビリテーション学部, 教授 (30564885)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2025年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワード後期高齢者 / 健診 / 健康指導 / フィードバック方法
研究開始時の研究の概要

研究機関周辺の自治体の協力のもと,後期高齢者健診においてフレイルや認知機能の検査を行う.その際に,健診の受診率向上の方策も研究班で検討する
その後,その後期高齢者健診結果を基に,後期高齢者に特化したパターンメイド型の生活意欲を引き出す健康教育法を開発する.
そして,本研究ではクラスター比較研究法にて,対象者の介護保険の利用状況・認知機能・運動機能・生活機能・QOL等を数年間追跡し,上記健康指導法の実施と非実施群で比較することで,後期高齢者に特化した健康指導法の効果を検証する.

研究実績の概要

本研究は,後期高齢者フレイル健診等を行い,それを基に後期高齢者に特化したパターンメイド型の生活意欲を引き出す健康指導法を開発する.そして,本健康指導法の実施と非実施群で比較することで効果を検証することである.2023年度は,地域高齢者を対象に介入を予定していたが,上半期はコロナウィルス感染症の影響により,地域での介入が複数の市町で中止され,研究が進まなかった.そこで,開催が可能であった地域において,介入方法の根拠を高めるために以下の調査を実施した.
概要は、高齢者を対象に認知機能検査と体力測定を行い、その自己評価の変化を調査した。MMSEの結果より認知機能良好群(52名)とMCI疑い群(46名)に分け、前期高齢者と後期高齢者に分類した。さらに認知機能の自己評価は「同世代より良いと自覚」「年相応と自覚」、「同世代より低下と自覚」の3つに分け、検査前後での変化も観察した。その結果,以下が示唆された.認知機能検査および体力測定は、フィードバックをしなくても,測定直後は高齢者の自己評価や健康への取り組み意識に影響を与え,特に後期高齢者において、検査後に自己評価が変化する傾向が強く見られた。また前期高齢者と後期高齢者の間で自己評価や健康意識の変化に差が見られることから、年齢層に応じたアプローチが求められる.また認知機能良好群でも検査後に自己評価が低下する傾向が見られたことから、フィードバックでは自己評価の維持・向上を目指すべきで,達成感を感じられるような小さな目標設定を提案すべきである.以上により認知機能良好群とMCI疑い群ではフィードバックの内容を変える必要があり,認知機能良好群には維持・向上のためのアドバイスを、MCI疑い群には具体的な改善策を提供することが良いと考える.
この知見は、本研究ならびに高齢者の健康管理教育における重要な指針となる.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

2023年度は,地域高齢者を対象に介入を予定していたが,上半期はコロナウィルス感染症の影響により,地域での介入が複数の市町で中止され,研究が進まなかった.

今後の研究の推進方策

2024年度より,健診結果の個別フィードバックを開始する予定である

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

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