研究課題/領域番号 |
21K11085
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
|
研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
南崎 眞綾 横浜市立大学, 医学部, 助教 (80883298)
|
研究分担者 |
土肥 眞奈 (菅野) 東京医療保健大学, 看護学部, 准教授 (50721081)
叶谷 由佳 横浜市立大学, 医学部, 教授 (80313253)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 身体拘束 / 急性期病院 / 看護管理 / 高齢者 / 入院高齢者 |
研究開始時の研究の概要 |
入院する高齢者の身体拘束を減らすための看護管理指標を開発することが目的である。予備調査として、文献検討と看護管理者へのインタビューを実施し、得られたデータを基に指標案を作成する。次に、作成した指標案を洗練するため、専門家パネルを設定し、デルファイ法による調査を行う。その後、本調査として、指標の妥当性の検証を行う。
|
研究実績の概要 |
本研究は、身体拘束最小化に向けた看護管理としての取り組みの実践状況を判断する基準となる指標を開発することが目的である。 2021年度は、国内外の文献レビューならびにインタビュー調査からトップマネジメント用指標案、ミドルマネジメント用指標案を作成した。次に、指標案の洗練を目的とした質問紙によるデルファイ調査を実施し、看護管理者と老人看護専門看護師から構成される専門家パネルによって、各指標の有効性についてコンセンサスを得た指標を開発した。 2022年度は、臨床における指標の適用可能性を検証するため、一急性期病院におけるケーススタディ調査を実施した。開発した指標の評価を依頼し、また4か月間で可能な範囲で指標項目の看護管理実践を依頼した。量的データとして身体拘束率を測定し、質的データとして看護管理者とスタッフ看護師にインタビューを行った。 2023年度は、2022年度調査の分析を行い、指標は全項目臨床現場で評価可能であり、対象者からは臨床現場で本指標を使用する意義が支持されたことを確認した。一方で、指標の評価時期の検討や、臨床で活用しやすい指標の様式の検討が今後必要であるという課題が明らかとなった。また、研究成果公表に向けて、結果のとりまとめを行い、学会発表ならびに論文投稿準備を行った。 2021年度調査は現在論文投稿中であり、2022年度調査は学会発表を予定しており、2024年度は研究成果公表を進めていく。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究代表者の出産・育児に伴う休暇取得のため、2022年度調査のデータ分析や結果のとりまとめに時間を要した。
|
今後の研究の推進方策 |
1年間研究計画を延長し、2024年度に研究成果の公表を進めていく。
|