研究課題/領域番号 |
21K11098
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 聖路加国際大学 |
研究代表者 |
小野 若菜子 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (50550737)
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研究分担者 |
竹森 志穂 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (50807477)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 終末期ケア / 看護師 / 介護士 / 介護支援専門員 / 連携 / 死別サポート / 家族介護者 / 看護職 / 介護職 |
研究開始時の研究の概要 |
近年、家族介護者の死別による精神的負担や病気・死亡などが危惧されている。よりよい死別サポート(Bereavement Support,死別前後の家族サポート)の提供によって、家族介護者の精神的負担の軽減や病気・死亡の予防になる可能性がある。しかし、在宅ケアの多職種の連携・協働には困難を伴う。その困難によって、ケアに関わる看護職・介護職・介護支援専門員は、家族介護者への死別サポートに悪影響を及ぼす。そこで本研究は、死別サポートにおける看護職・介護職・介護支援専門員の連携と課題を明確化し、家族介護者への死別サポートの看護職・介護職・介護支援専門員連携プログラムの開発を行うことを目的とした。
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研究実績の概要 |
在宅終末期ケアにおける看護職・介護職・介護支援専門員の連携行動に関する尺度開発をテーマに、2023年11月、郵送式無記名自記式全国質問紙調査を実施した。1)在宅終末期ケアにおける看護職・介護職・介護支援専門員の連携行動尺度(以下、連携行動尺度)2)3職種の連携困難感尺度(以下、連携困難感尺度)、3)在宅終末期ケアにおける不安尺度(以下、不安尺度)を作成し、その信頼性、妥当性を確認することを目的とした。 【方法】対象は、訪問看護事業所に勤務する看護職、訪問介護事業所に勤務する介護職、居宅介護支援事業所に勤務する介護支援専門員とし、公開リストから無作為抽出した3500の事業所、各職種3000部の質問紙を送付した。質問項目は、特性、1)連携行動尺度(38項目)、2)連携困難感尺度(12項目)、3)不安尺度(14項目)等であった。分析は、基本統計量算出、尺度の確認的因子分析を行い、適合度(CFI,RMSEA)を比較し最終モデルを決定した。信頼性は、クロンバックα係数等、基準関連妥当性を検討した。本研究は、所属大学の研究倫理審査委員会の承認を得て実施した。 【結果】回収1020部(11.3%)、有効回答878部(9.8%)であった。回答者の所属は、訪問看護276(31.4%)、居宅介護支援420(47.8%)、訪問介護182(20.7%)、事業所勤務歴平均7.1年(SD=5.8)であった。確認的因子分析の結果、1)連携行動尺度38項目5因子、2)連携困難感尺度10項目2因子、3)不安尺度10項目2因子において、モデル適合度は許容範囲、全体および各因子のクロンバックα0.82-0.98であった。1)連携行動尺度と関連尺度のピアソン相関係数は、0.71(p<.001)であった。 【考察】3つの尺度について、内的整合性、構成概念妥当性、基準関連妥当性が示された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
質問紙調査は、2022年度に予定していたが、業務の多忙等により、2023年度に質問紙調査を実施した。しかし、有用な結果が得られており、2024年には学会発表を予定している。
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今後の研究の推進方策 |
家族介護者への死別サポートの看護職・介護職・介護支援専門員連携推進プログラムの開発と評価を行う予定である。
本プログラムの実施・評価の計画 1)対象:市区町村単位の在宅ケアネットワークをモデル地区とし、1-2市区町村における看護職・介護職・介護支援専門員、数十名。 2)方法:本プログラム(講義,意見交換,事例検討会等,2回シリーズ)を実施、評価は、実施前後に質問紙調査(プログラム評価,看護職・介護職・介護支援専門員連携尺度,知識,意識,行動,等)、実施後のインタビュー調査(学び,感想,課題,等)とする。
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