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わかりやすいギャンブル(パチンコ含)アディクションに関するワークブックの開発

研究課題

研究課題/領域番号 21K11101
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
研究機関日本福祉大学

研究代表者

水谷 聖子  日本福祉大学, 看護学部, 教授 (80259366)

研究分担者 嶋田 貴之  日本福祉大学, 看護学部, 助教 (10889885)
高松 三沙子  日本福祉大学, 看護学部, 助手 (20907703)
水谷 勇  神戸学院大学, 人文学部, 教授 (60190641)
大橋 裕子  日本福祉大学, 看護学部, 准教授 (70352911)
西尾 彰泰  岐阜大学, 保健管理センター, 非常勤講師 (90402172)
南 千晴  日本福祉大学, 看護学部, 助手 (20962872)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワードアディクション / ハームリダクション / 認知行動療法 / わかりやすいワークブック / 刑余者 / ホームレス経験者 / ギャンブル / ヘルスリテラシー / クロス・アディクション / ハンドブックの開発 / 生活困窮者 / ギャンブルアディクション / わかりやすいハンドブック / ワークブック
研究開始時の研究の概要

精神、知的、発達障がいのある生活困窮者が活用できるギャンブル(パチンコ含)アディクション・ワークブックを作成する。ワークブックの効果は、パイロットスタディとして集団と個別で継続してもらいながら効果を検証する。併せて当事者、生活困窮者支援団体の支援者、保健福祉の専門職を対象に質問紙調査を行い、適宜修正する。
ワークブックを活用しながらパイロットスタディーを継続し、集団や個別の支援、自宅や施設などさまざまな場で活用できる運用マニュアルを作成する。開発したワークブックや運用マニュアルがさまざまな場で活用できる配信方法を検討する。

研究実績の概要

わかりやすいワークブックに関して、内容の精選、表記事項のわかりやすさを検討した。アディクション部分に関して、アルコールと薬物については、日本の文化や法制度の問題があり、同一のものは困難であるとの意見に達した。
アディクションのうち、①ニコチン、②アルコール、③ギャンブル(パチンコ含む)については、それぞれで作成することにした。共有する部分として「生きづらさ」にフォーカスしたものは、共有することを確認した。「生きづらさ」については、認知行動療法をベースに、スキーマ療法や自己効力感など可視化しながら理解できる内容としてはどうかと、研究者間で検討し方向性を確認した。また、自身が陥っている状況を客観視できるようなものをどのような形で取り入れていくかについては、引き続き検討が必要である。イラストについても、いろいろな価値観の人に受け入れやすいわかりやすいイラストの選定がいいのではと、研究者間で検討し方向性を確認した。イラストの選定を引き続き行うこととした。
保健行動を左右するヘルスリテラシーに関する研究を開始した。また、アディクションに関して、論文発表した。論文タイトル:アルコール依存症に認知症を併発した高齢のホームレス経験者への訪問看護~ICFモデルを活用した地域生活定着支援~として、著者:水谷聖子、森本深雪、澤田さやか、鵜飼亜紀、藤村由美子、 岡田文美、大橋裕子、南千晴、高松三沙子、森亮太、掲載雑誌:地域ケアリング、25巻、13号 pp93-98(2023.12)に投稿し発表した。
アディクションに関する啓発活動として、2024年3月23日土曜日「世代間スマイル・コラボVol.12」に健康相談・健康イベントとして参加した。健康やアディクションに関する相談に加え、噛む力の確認する『かむかむチェック』を同時に行い、アディクションと噛む関係についても行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

一昨年度までのコロナ災禍により本務が煩雑となり、1年目、2年目の研究が大幅に遅れた。昨年度少しずつ進めることができたが、研究計画通りに至っていないのが現状である。

今後の研究の推進方策

わかりやすいワークブックに関して、内容の精選、表記事項のわかりやすさを検討が完了したので、アディクションのうち、①ニコチン、②アルコール、③ギャンブル(パチンコ含む)については、それぞれで作成する。
共有する部分として「生きづらさ」にフォーカスし、認知行動療法をベースに、スキーマ療法や自己効力感など可視化しながら理解できる内容について骨子を固める。また、自身が陥っている状況を客観視できるようなものをどのような形で取り入れていくかに引き続き検討する。イラストは、いいろな価値観の人に受け入れやすい、わかりやすいものの選定を行い、ワークブック(案)を作成する。
作成したワークブックに関しては、アディクション支援に関わり5~10名程度の人々に確認していただき、その意見を含めて最終稿としてワークブックを作成する。また、作成したワークブックは、広く活用していただけるようなルートを検討する。具体的には、生活困窮者やホームレス支援をしている団体に、PDF化したハンドブックを提供して活用していただく。また、活用していただいた際には、①支援者と②当事者からの意見がいただけるような方法を検討する。
機会があれば、アディクションの啓発活動を行い、市民の生の声を情報収集する機会とする。
国際産業保健学会(2024年4-5月)に参加し、産業保健分野におけるアディクションに関する研究や実践の動向、開催地モロッコや途中経由するフランスの活動に関する情報収集を行い、本研究に活かす。
2025年1月に開催予定の第13回日本公衆衛生看護学会(愛知県開催)に演題登録を行い、研究成果を発表する。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて 2023 2022

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 2件)

  • [雑誌論文] アルコール依存症に認知症を併発した高齢のホームレス経験者への訪問看護 ICFモデルを活用した地域生活定着支援2023

    • 著者名/発表者名
      水谷 聖子(日本福祉大学 看護学部), 森本 深雪, 澤田 さやか, 鵜飼 亜紀, 藤村 由美子, 岡田 文美, 大橋 裕子, 南 千晴, 高松 三沙子, 森 亮太
    • 雑誌名

      地域ケアリング

      巻: 25 №13 ページ: 93-98

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] ホームレス経験のある30代男性へのツールを活用した訪問看護-ワークブックやマッピングシートの活用を通して-2022

    • 著者名/発表者名
      水谷聖子、高松三沙子、南千晴、森本深雪、澤田さやか、鵜飼亜紀、岡田文美、大橋裕子
    • 雑誌名

      地域ケアリング

      巻: 24、12 ページ: 61-65

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 労働者のヘルスリテラシーに関する文献検討 ー新入社員の健康管理能力支援に向けてー2023

    • 著者名/発表者名
      南千晴 高松三沙子 大橋裕子 森礼子 中島理江子 水谷聖子
    • 学会等名
      第96回 日本産業衛生学会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 大学生のヘルスリテラシーに関する文献検討 ~将来に向けた健康管理能力の支援~2023

    • 著者名/発表者名
      高松三沙子、南千晴、森礼子、大橋裕子、水谷聖子
    • 学会等名
      第82回 日本公衆衛生学会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] Support for acquiring the self-management actions necessary for people with intellectual and developmental disabilities to live in the community.2022

    • 著者名/発表者名
      Yuko Oohashi,Sayaka Sawada,Yumiko Fujimura,Aki Ukai,Ayami Okada,Seiko Mizutani
    • 学会等名
      ICCHNR2023
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] Providing home visit healthcare to previously homeless and convicted individuals reintegrated in communities: Collaboration with citizen groups in social connectivity2022

    • 著者名/発表者名
      Miyuki Morimoto, Sayaka Sawada, Yumiko Fujimura, Ryota Mori, Aki Ukai, Fumi Okada, Yuko Oohashi, Seiko Mizutani
    • 学会等名
      ICCHNR2023
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 国際学会

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

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