研究課題/領域番号 |
21K11112
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
南嶋 里佳 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 助教 (10783764)
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研究分担者 |
大西 眞由美 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 教授 (60315687)
早瀬 麻子 佛教大学, 保健医療技術学部, 講師 (10511909)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 減災教育 / 在留外国人 / 減災 |
研究開始時の研究の概要 |
在留外国人に対する防災・減災教育では、言語や文化・慣習などの違いにより、在留外国人の「個別のニーズ」に対応することが困難であり、自助共助に重点を置いた減災教育の整備が課題である。そこで、本研究では、在留外国人を対象として、個別のニーズに対応するために、ストック情報に関する知識を明らかにする。さらに、在留外国人を対象として、実際の避難行動や避難所での生活を想定した体験型減災教育モデルを実施し、その効果を検証することを目的とする。これをもとに災害時に在留外国人の支援活動に携わる保健師等を対象とした災害リスクコミュニケーションに必要な知識と技術を検討する。
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研究実績の概要 |
研究の目的は、外国人住民の避難行動に関する知識の実態を調査し、避難行動に関する知識に影響する要因を検討することであり、これにより在留外国人を対象とした減災・防災に関する体験型減災教育モデルを開発するための基礎資料とすることである。 本年度、災害時に外国人留学生を支援した経験のある日本人を対象としたインタビューを実施し、被災した外国人留学生に必要と考えられる支援について検討を行い、学会発表等で結果を報告した。また、日本留学中に被災した外国人留学生に対してインタビューを実施しており、その分析結果から、災害時における外国人留学生に必要な自助・共助について検討しており、その結果について論文執筆を行った。 また、上記の研究結果を基に、昨年度までに作成した質問項目に従って、本年度は、全国の国立大学の留学生を対象とし、適切な避難に関する知識について調査を開始する予定としていた。しかし、コロナ等の影響により、研究対象者である外国人留学生の確保が難しく必要数のデータ収集を実施することが難しい状況が生じた。そのため、調査方法の再検討を行い、全国の国立大学の留学生支援課等(留学生に対する担当窓口文書)に協力を依頼することとなった。また、質問紙は多言語で実施予定であったが、英語のみとし、外国人留学生が少ない場合でも分析可能な質問紙のフォーマットへ変更することを検討した。これらの質問紙調査は、オンラインで調査実施する方針に変更することとなった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本年度中にデータ収集を完了している予定であったが、コロナの影響もあり、研究対象者である外国人留学生のリクルートが進まず、必要数のデータを収集することが難しい状況であり、次年度も引き続きデータ収集を行う必要があるため、研究の進捗状況はやや遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
本調査は外国人留学生に対して、避難行動に関する知識について、オンライン調査を実施する。得られたデータより、外国人住民の避難行動に関する知識の実態と、その知識に影響をする要因について検討を行う。 次段階として、外国人留学生を対象とした、実践的な減災教育プログラムを作成し実施を行う予定である。またそのプログラムに 参加した外国人留学生に対して、調査を行い、プログラムの有効性について検証を行う予定である。
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