研究課題/領域番号 |
21K11121
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 亀田医療大学 |
研究代表者 |
山田 案美加 亀田医療大学, 看護学部, 助教 (00833146)
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研究分担者 |
斉藤 恵美子 東京都立大学, 人間健康科学研究科, 教授 (90251230)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 糖尿病重症化予防 / 糖尿病性腎症 / リスク因子 / 前向きコホート研究 / 糖尿病重症化 / 糖尿病合併症 / 耐糖能異常 / 空腹時血糖異常 |
研究開始時の研究の概要 |
我が国の糖尿病患者数は、患者調査の概況によると過去最多の 328万9000人と報告された。厚生労働省は 2008 年より都道府県に医療費適正化計画の策定を義務付け、2018年度から第 3 期医療費適正化計画の取り組みの 1 つとして糖尿病重症化予防を実施している。糖尿病と診断されている群だけでなく、将来、糖尿病の発症リスクの高い糖尿病前段階群も対象とし、糖尿病重症化に関するリスク因子を抽出する。糖尿病重症化を低減する新たな視点となるか検討する。
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研究実績の概要 |
本年度の目的は、糖尿病性腎症のリスク因子を明らかにすることとし、文献検討を実施した。 糖尿病性腎症のリスク因子は、検査データ、基本属性、生活習慣、その他の4つに区分された。検査データでは、Hb、Alb、尿蛋白、尿中Alb/Cr、クレアチニン、eGFR、HbA1c、尿酸、HbA1c変動値、中性脂肪、総コレステロール、LDL-C、HDL-C 、non-HDL-C、トリグリセリドHDL比、肝機能、α-2糖たんぱく質LRG1、ビタミンD、インターロイキン8、sTWEAK、脈波伝播速度の21項目であった。基本属性では、年齢、性別、1年間の体重変動、BMI、糖尿病若年発症、内臓脂肪面積、糖尿病罹病期間、インスリン使用、アンジオテンシン変換酵素阻害薬・受容体拮抗薬の使用、高フルクトサミン、網膜症、脳梗塞歴、高尿酸血症、高血糖、脂質異常、冠動脈疾患、高血圧の17項目であった。生活習慣では、食塩摂取量、アルコール摂取、喫煙、活動量の4項目であった。その他には、地域性、心理社会的状態の2項目であった。 以上より、糖尿病性腎症のリスク因子は検査データの報告が最も多かった。検査データは特に腎機能や脂質、血糖指標データなどであった。生活習慣では塩分との関連が考えられた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルス感染拡大による影響で、研究対象者のリクルートに時間を要したため。
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今後の研究の推進方策 |
サンプルサイズに到達したため、今後は、ベースラインの解析を実施し、学会発表、論文投稿予定である。追跡を継続する。
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