研究課題/領域番号 |
21K11142
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
下元 理恵 高知大学, 教育研究部医療学系看護学部門, 講師 (60553500)
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研究分担者 |
山中 福子 高知県立大学, 看護学部, 講師 (60453221)
久保 亨 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 講師 (80325422)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 慢性心不全患者 / 栄養評価 / 学習プログラム / 学習プログラム開発 |
研究開始時の研究の概要 |
心不全患者は高齢化に伴い急増し、心不全パンデミックの到来は目前である。心不全患者への多職種介入は有効性が示されており、中でも栄養状態は予後の予測因子であることから栄養管理が注目されている。本研究では、慢性心不全の急性増悪によって入院した患者の栄養評価・管理の指標を提唱し、確立された栄養評価の指標を作成する。さらに、この指標をもとに、訪問ケアスタッフが簡便に使用できる心不全患者の栄養評価学習プログラムを開発する。
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研究実績の概要 |
心不全は運動療法とともに食事療法が重要であり、とくに栄養管理が注目されている。心不全増悪による再入院の誘因は、塩分・水分制限の不徹底が最も多いが、高齢者は加齢によって味覚が低下しやすく、必要以上に厳格な塩分制限はかえって食欲を低下させる。これらのことから、食事摂取量が少ないと簡単に栄養不良に陥ってしまう。心不全と栄養不良の悪循環に陥ると息切れや倦怠感などの特徴的な症状が増強され、臥床期間が長くなれば高齢者は容易に筋力量が低下し、フレイルやサルコペニアへとつながる。高齢化や習慣化、環境などによって在宅においても入院中と同等の塩分管理は難しいが、再入院を予防するためには塩分制限による食欲低下のリスクも合わせて、患者の栄養状態の評価とその指導が必要となる。慢性心不全患者の栄養状態の評価は、心不全症状の一つである浮腫によって体重が増加するため、体重だけでは栄養状態が判断できないことから、総合的に評価をする必要がある。本研究の目的は、訪問ケアスタッフのための心不全栄養評価学習プログラムを開発することである。 2023年度は慢性心不全患者の栄養状態の評価指標案を作成し、その内容を専門者会議にて栄養評価指標を確立する予定であったが実施に至っていない。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
COVID-19の影響から訪問スタッフへの負担や協力を得ることが難しい状況であったことから進捗状況は遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
慢性心不全患者の栄養状態の評価指標を確立し、学習内容について訪問看護師との専門者会議を行い検討し、確定する。
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