研究課題/領域番号 |
21K11149
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 長野県看護大学 |
研究代表者 |
柄澤 邦江 長野県看護大学, 看護学部, 准教授 (80531748)
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研究分担者 |
小野塚 元子 長野県看護大学, 看護学部, 講師 (30449508)
安田 貴恵子 長野県看護大学, 看護学部, 教授 (20220147)
千葉 真弓 長野県看護大学, 看護学部, 准教授 (20336621)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2024年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 訪問看護 / 訪問介護 / 終末期療養者 / 連携・協働 / 支援モデル / 訪問看護師 / 訪問介護員 / 医療・介護連携 / 医療・介護ニーズ |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、終末期療養者への訪問看護師と訪問介護従事者の連携・協働による支援モデルを開発することである。本研究は、訪問看護と訪問介護従事者の連携・協働に着眼し、医療ニーズと介護ニーズを併せ持つ終末期療養者への支援を明らかにする。支援モデルを開発することにより、終末期療養者の安楽な生活を保障するためのエンド・オブ・ライフケアの質向上に繋がると期待できる。
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研究実績の概要 |
本年度は終末期療養者への支援における訪問看護師と訪問介護員の連携・協働とその課題を明らかにし、今後の連携・協働への示唆を得るため、B県の訪問看護師7名を対象に、半構造化面接を実施し、終末期療養者に対して訪問介護員と連携した内容と課題を聞き取りカテゴリー化した。その結果、連携として【徐々にできなくなる日常生活を維持するためのケアの役割分担】、【急激な状態悪化を防ぐための観察と援助の依頼】、【臨死期の状態変化の共有と速やかな対応】、【療養者の意思を踏まえた関わりをともに検討】など6つのカテゴリーが抽出された。また、連携における課題として、【療養者の状態の変化や思いの迅速で詳細な共有の困難】、【看取りに向かう療養者・家族に対するケア方針のずれ】、【訪問介護員に認められている医療行為が増えない現状】、【療養者・家族に対する看護と介護の役割の周知不足】の4カテゴリーが抽出された。今後、訪問看護師は、訪問介護員との迅速できめ細やかな情報共有と具体的な協働に向けて検討する必要があることが考えられた。これらの研究成果について学会への発表をおよび論文投稿を行い受理された。また、訪問介護員への調査依頼を行い、面接調査の準備を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
訪問介護員への面接調査の依頼が難しい状況がある。しかし、丁寧な質的調査により、支援モデルを開発する方向で研究を進めていくことが必要であるため、研究への協力依頼に努めている。
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今後の研究の推進方策 |
次年度は、訪問介護員への面接調査から、訪問介護員からみた終末期療養者への訪問看護師との連携・協働を明らかにする。また、訪問看護師および訪問介護員への調査結果を踏まえ支援モデルの項目案を検討する。訪問看護師への調査を実施し、支援モデルを開発する。
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