研究課題/領域番号 |
21K11150
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
|
研究機関 | 岐阜県立看護大学 |
研究代表者 |
米増 直美 岐阜県立看護大学, 看護学部, 教授 (80326115)
|
研究分担者 |
宗宮 真理子 (百武真理子) 岐阜県立看護大学, 看護学部, 講師 (50614301)
金子 美千代 宮崎県立看護大学, 看護学部, 助教 (60795946)
稻留 直子 鹿児島国際大学, その他部局等, パート職員 (60709541)
野中 弘美 鹿児島国際大学, その他部局等, 係長 (20910996)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 自助力・互助力 / ソーシャルキャピタル / 地域共生社会 / 僻地保健活動 / 地域づくり / 介護観・障害者観 / 子育て観 / 介護観 / 地域看護実践モデル / 地域包括ケアシステム |
研究開始時の研究の概要 |
高齢化が進む中、人々が助け合いながら暮らすことのできる「地域コミュニティ」づくりが求められており、地域看護職には地域のソーシャルキャピタル醸成の役割が期待されている。地域コミュニティのありようには,地域の人々が伝統的に築いてきた人と人とのつながりや,介護観,障害者観,子育て観などの考え方が大きく影響する。そこで,人々の介護観・障害者観・子育て観の実態を調べ,地域住民の自助力・互助力の現状を把握するとともに,住民の自助力・互助力を高めるための働きかけの看護実践を通して,地域の人々の考え方に即した地域共生社会の実現をめざした地域コミュニティ育成のための地域看護活動モデルを開発する。
|
研究実績の概要 |
本研究は、住民の介護観や子育観、自助力・互助力を生かした地域づくりのあり方を追究するために、住民同士のつながりが強い地域において、人々の介護観・障害者観・子育て観の現状,要支援者等を地域で支える住民の自助力・互助力の現状を把握するとともに、現在地域づくりに携わっている専門職等の実践状況および考えを把握し、地域の人々の自助力・互助力、ソーシャルキャピタルを高齢者や障害者支援、子育て支援に活かすための方法を検討することを目的としている。 今年度は、2つの調査を計画し、準備を進めた。調査1は、地域づくり活動に携わる職員等を対象とした地域づくり実践活動の現状把握のための半構造的面接調査、調査2は、地域住民を対象とした介護観・障害者観・子育て観、自助力・互助力の現状把握のための半構造的面接調査である。倫理審査を受審し、承認後、対象地域として2か所の自治体へ依頼・説明し、研究協力を得ることができた。しかし、感染症拡大のため面接調査は実施できていない。 面接調査の準備として、インタビュー内容を研究者間で検討し、インタビューガイドを作成した。2つの異なる地域で調査を行うが、統一したインタビューガイドでデータ収集を行う。インタビューガイド作成および分析方法の検討のため、研究者らがこれまでに行ってきた研究についても振り返り、成果をルーラルナーシング学会で報告した。人々の思いや考えを把握していくことの重要性を改めて感じ、いかにして思いや考えを捉えていくか、さらに、この思い・考えに即した地域共生社会づくりを地域の人々とともに行うかが課題であり、我々が取り組んでいる研究課題の重要性を、分担研究者と共に確認した。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
地域づくりに関係している専門職等職員と、介護や子育てに関わっている地域住民の方々を対象に、インタビュー調査を実施することを計画し、研究審査の受審し、研究者間で話合いインタビューガイドも作成した。研究対象地域へ研究協力依頼も実施できたが、調査を予定していた時期に、感染症拡大のため調査の実施は延期することになり、調査ができていない。
|
今後の研究の推進方策 |
研究対象地域への依頼済みであるため、具体的な調査スケジュールを立て、実施していく。
|