研究課題/領域番号 |
21K11195
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 獨協医科大学 |
研究代表者 |
竹内 真由 獨協医科大学, 医学部, 研究生 (80898122)
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研究分担者 |
中谷 祐己 獨協医科大学, 医学部, 准教授 (10438723)
安 隆則 獨協医科大学, 医学部, 教授 (40265278)
田村 由馬 獨協医科大学, 医学部, 研究員 (60727585)
下山 正博 獨協医科大学, 医学部, 非常勤講師 (40750386)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | BDNF / 認知機能 / 神経筋電気刺激 / 栄養療法 / サルコペニア / 透析 |
研究開始時の研究の概要 |
透析患者の認知症進展抑制対策として、新たな腎臓リハビリテーション手法の効果を、認知機能検査と多角的な骨格筋評価を用いて解明し、治療的透析ケアの方法を確立する。 ● 透析中の単回の骨格筋電気刺激(NMES)と栄養療法による、脳由来神経栄養因子マイオカイン(BDNF)の漏出抑制効果を検討する。 ● 透析中の本併用療法6ヶ月間施行による認知機能と骨格筋機能の長期効果を解明する。各種認知機能検査やADL、生物学的検討を行い、包括的な骨格筋評価との関連を解明する。
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研究実績の概要 |
我が国の透析患者は約33万人にのぼり、特に糖尿病性腎症患者が激増している。糖尿病は腎症の進行のみならず、アルツハイマー型認知症や軽度認知機能障害(MCI)のリスク因子となる。MCIの約10%が1年間で認知症に移行すると報告され(Bruscoli M et al, Int Psychogeriatr. 2004)、動脈硬化性疾患が進行した維持透析患者では要介護へ移行するリスクが極めて高い。認知症と運動の関連については、高齢者に対し有酸素運動を行うことで認知機能が改善することが報告されている(Erickson, K. I.,et al. Proc Natl Acad Sci U S A 2011)。 マイオカインであるBDNFは、学習、記憶、認知機能に関わる物質であり、末梢骨格筋での産生においても脳脊髄関門を通過し、脳神経に作用すると言われている。心不全患者においては血清BDNF濃度は筋力とは関連しているが筋肉量とは関係しない(Nakano, I. et al. Int Heart J 2020)と報告されている。下肢筋へのNMESの施行により、BDNFは運動療法と同レベルまで増加すると報告された(Miyamoto, T. et al, Int J Sports Med 2018)。我々は、透析療法中にNMESを実施し、一過性にBDNF が上昇することを確認し、透析終了後においても、BDNFの漏出を一部抑制する可能性を示唆した。 研究分担施設での物的、人的研究環境が整った。さらに、試験を実施する症例は既に抽出され、同意を得ており、2023年6月上旬より、複数例の同時施行による本試験を開始する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2022年度中の本試験開始を予定していたが、研究分担施設での倫理審査申請にあたり、神経筋電気刺激装置の使用が特定臨床研究にあたる可能性があると指摘され、その確認に時間を要した。また、研究対象者の選定や同意に難渋し研究開始までに時間がかかってしまった。その間に、物的及び人的研究環境の整備を行い、研究協力者の連携やサンプルの扱い・解析手法などは強化され、質の高い研究活動が行える環境となった。
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今後の研究の推進方策 |
2023年6月上旬より本試験を開始し、1ヶ月に4症例程の試験エントリーを行う。急性効果に関しては一部データを用いて解析を行い、学会発表を行う。 月に2回ラボミーティングで進捗を報告し、研究活動を推進する。
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