研究課題/領域番号 |
21K11214
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
細見 直永 広島大学, 原爆放射線医科学研究所, 研究員 (70363190)
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研究分担者 |
青木 志郎 広島大学, 病院(医), 講師 (10457236)
祢津 智久 広島大学, 病院(医), 講師 (10457260)
上田 恵子 公益財団法人神戸医療産業都市推進機構, その他部局等, 研究員(上席・主任研究員クラス) (30374383)
中森 正博 広島大学, 医系科学研究科(医), 助教 (30881297)
神沼 修 広島大学, 原爆放射線医科学研究所, 教授 (80342921)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 分岐鎖アミノ酸 / 脳梗塞 |
研究開始時の研究の概要 |
<検討内容> 発症3か月後に、生存の確認、転帰(modified Rankin scale)、栄養状態(CONUT score)、プレアルブミン、体重、下腿周囲径、握力の評価を行う。また経過中の合併症(肺炎、尿路感染症、骨折、その他)の評価を行う。それらを介入群、非介入群でt-検定もしくはχ 二乗検定を行って比較する。統計解析をもとに、BCAA 製剤による積極的栄養介入によって①予後、②転帰、③フレイル、④栄養状態が改善するかを明らかにする。 <研究計画> 初年度:対象患者のエントリーならびに無作為割付、介入。 次年度:対象患者のエントリーならびに無作為割付、介入。転帰追跡。データ解析。 次々年度:転帰追跡修了。データ解析を完遂する。
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研究成果の概要 |
脳卒中急性期症例において低体重や低栄養が予後・転帰を悪化させるということは、サルコペニアやフレイルが影響していると考えられ、積極的栄養介入の有用性を検討することを目的とした。そこで今回、脳卒中急性期患者に対して補助食としてBCAA製剤を用いたランダム化比較試験を行い、フレイルや栄養状態の改善に寄与しうるかを検討し、ひいては脳梗塞患者の転帰改善に寄与できる可能性を検討する。脳卒中急性期患者への栄養介入による転帰改善効果が得られれば、今後の脳卒中治療、急性期管理における栄養介入を提案しえる画期的研究となる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳卒中急性期を対象とした積極的栄養介入の報告はこれまでにほとんどなく、特に急性期に栄養補給としてBCAA製剤投与する研究は初めての試みである。BCAA製剤は補助食品として市販されており、健康に及ぼす有害性は検出されていない。積極的栄養介入が転帰に寄与しえれば今後の脳卒中治療、急性期栄養管理を変化させる画期的研究となる。また、これは今後他の脳神経疾患にも応用できる結果を導き出せる可能性があり、脳神経疾患の転帰改善の道標となりえる本研究の意義は大変大きいものと考える。
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