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培養神経細胞を用いた反復経頭蓋磁気刺激法の効果機序の解析

研究課題

研究課題/領域番号 21K11224
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59010:リハビリテーション科学関連
研究機関青森大学

研究代表者

池田 哲朗  青森大学, 薬学部, 准教授 (10360489)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード反復経頭蓋磁気刺激法(rTMS) / ノルエピネフリントランスポーター(NET) / 神経様細胞PC12 / 経頭蓋磁気刺激法 / ノルエピネフリン神経系 / ノルエピネフリン・トランスポーター
研究開始時の研究の概要

反復経頭蓋磁気刺激法(rTMS)は非侵襲的に脳内に電流を発生させ、うつ病、統合失調症、神経変性疾患や脳血管障害等による高次脳機能障害に効果があると考えられている。しかし、rTMSの作用機序は不明な点が多く、その解明は急務である。申請者は、rTMSがマウス脳内で抗うつ薬の作用するノルエピネフリントランスポーター(NET)を変動することを報告した。より詳細に神経様細胞PC12でrTMSの効果を調べたところ、NETとそのドミナントネガティブ型NETbを変動していた。そこで、NETとNETb遺伝子を神経細胞に共発現し、未知のシグナルカスケードが変動するのかどうかを調べる。

研究成果の概要

申請者は、反復経頭蓋磁気刺激法(rTMS)がマウス脳内で抗うつ薬の作用するノルエピネフリントランスポーター(NET)を変動することを報告した。より詳細に神経様細胞PC12でrTMSの果を調べたところ、NETとそのドミナントネガティブ型NETbを変動していた。 そこで、一過性にNETとNETb遺伝子をPC12に共発現すると、細胞死に関連するシグナルカスケードが変動していた。変動している遺伝子群を同定するため、RT-PCRを行い、数種類の遺伝子が変動することを確認した。同定した遺伝子のタンパク質発現レベル、タンパク質の活性の機能解析をおこなった。 R5年度はこれまでの成果を国内外の学会で発表した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

反復経頭蓋磁気刺激法(rTMS)は、磁気刺激装置による変動磁場発生によって、生体内に二次的に発生する過電流を通じて、生体内の神経組織を刺激すると考えられ、うつ病、統合失調症、神経変性疾患や脳血管障害等による高次脳機能障害の症状改善効果が報告されている。
五大疾患の一つである精神疾患、高次脳機能障害へのrTMSの作用機序は不明な点が多く、その解明は急務である。rTMSにより誘導されるNETとNETbの共発現後の新規細胞死関連シグナルカスケードで変動した遺伝子群のタンパク質レベルでの解析は、これら疾患の原因の解明、予防や新薬の開発に結び付く可能性があり、 本研究から大きな波及効果が期待できる。

報告書

(4件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2024 2023

すべて 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] 反復経頭蓋磁気刺激法(rTMS)誘導NET(ノルエピネフリン・トランスポーター) + NETbはPC12細胞においてカスパーゼファミリーのmRNA、 酵素活性を調節する。2024

    • 著者名/発表者名
      池田哲朗
    • 学会等名
      日本薬学会 第144年年会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] 反復経頭蓋磁気刺激法により判明したシグナルカスケードを利用した新薬の探索2023

    • 著者名/発表者名
      池田哲朗
    • 学会等名
      第45回 Fmθ研究会(日本臨床神経生理学会)
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] Repetitive Transcranial Magnetic Stimulation (rTMS) induced NET (norepinephrine transporter) and NET b regulate the expression of caspases mRNA and protein activities on PC12 cells2023

    • 著者名/発表者名
      池田哲朗
    • 学会等名
      Society For Neuroscience
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
    • 国際学会

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2025-01-30  

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