研究課題/領域番号 |
21K11231
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 名古屋学院大学 |
研究代表者 |
渡邊 晶規 名古屋学院大学, リハビリテーション学部, 教授 (60460549)
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研究分担者 |
小島 聖 金城大学, 医療健康学部, 准教授 (30454242)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 関節拘縮 / 関節構成体 / ラット / 拘縮 / リハビリテーション / 硬さ / 関節包 / 細胞・組織 |
研究開始時の研究の概要 |
怪我や病気により不動を余儀なくされた関節は、その可動範囲が狭くなることや動きが硬くなることがわかっています。これまでの研究により筋肉や関節包の変化が可動範囲を制限する原因となっていることがわかって来ました。一方で、関節運動の滑らかさといった質的な変化はこれまでに十分な検討がなされておらず、組織学的変化の関係性は不明なままとなっています。本研究ではこの問題に取り組み、リハビリテーション場面において、よりよい関節運動を取り戻すための一助とします。
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研究実績の概要 |
不動化に伴う関節拘縮による、関節構成体の組織学的変化と関節運動の量的・質的変化はどのように関係するのか明らかにすること。また、それらが治療介入によりどのように変化するのかを明らかにすることが本研究の目的である。令和4年度には関節不動化後に、再可動期間(自然治癒期間)を設けた場合の変化を中心に検証を行った。 ラット膝関節を内固定により4週間または8週間屈曲位で不動化させたモデルを作成し、その後同期間の再可動期間を設けて関節拘縮の自然治癒を促したのち、関節のトルク―角度曲線をもとめた。トルク―角度曲線は、一定の角速度にて、設定したトルク値(30mNm、60 mNm、120 mNm)まで膝を伸展させ、縦軸をトルク、横軸を角度としてプロットすることにより描写した。またそれぞれのトルク値での最終角度も比較検討した。結果、再可動(自然治癒)後、可動域制限は60 mNm、120 mNmで比較した場合には、不動直後と有意差を認めず、ほぼ変わらず残存した。トルク―角度曲線における最終角度に至る直線部分(linear region)の傾きは、不動化直後に比較して有意に改善するものの、不動化していない対照群との比較においては有意差を認め、関節構成体の硬さ(stiffness)が残存することが明らかとなった。 関節不動に続く関節運動の機能的な変化についてトルク―角度曲線を用いて示した報告は乏しく、有意義な知見を得られたと考えている。今後、関節包を組織学的に検証するとともに、介入等を加えることでトルク―角度曲線が可逆的であるのか検証を行っていく予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
関節包の組織学的検討に時間を要しているため。とりわけ免疫染色を行うにあたり、十分な反応が得られず、様々な条件設定に対し試行錯誤が必要となっている。
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今後の研究の推進方策 |
やや遅れているものの、予定通り推進する。 関節構成体の組織標本の作成、観察等において共同研究者の協力を得て継続する。
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