研究課題/領域番号 |
21K11235
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 広島国際大学 |
研究代表者 |
福岡 達之 広島国際大学, 総合リハビリテーション学部, 准教授 (10781289)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 摂食嚥下障害 / オーラルフレイル / 口腔機能低下症 / サルコペニア / 舌圧 / 舌骨上筋群 / 筋力トレーニング / 嚥下障害 / 老嚥 / 舌の筋力 / 舌筋 / レジスタンストレーニング / 超音波 / 嚥下リハビリテーション / 舌の筋力トレーニング / 超音波エコー / 舌圧センサシート |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、健常若年者を対象に舌の筋力トレーニングを実施し、嚥下時の舌圧と嚥下筋量に及ぼす影響について検討する。また、効果的なトレーニング条件を決定する目的で、最適な運動強度、訓練頻度、ディトレーニング効果についても調査する。評価項目は、最大舌圧、嚥下時舌圧および超音波エコーを用いて舌筋およびオトガイ舌骨筋の筋横断面積(muscle cross section area)と筋輝度(echo intensity)を測定する。本研究の結果は、高齢者や嚥下障害患者に対する効果的なリハビリテーション法の確立に寄与するものと考える。
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研究成果の概要 |
本研究では、舌筋力トレーニングが舌圧と嚥下筋の筋量に及ぼす効果を検討した。対象は若年者12名と高齢者9名とし、6~8週間の舌筋力トレーニングを実施した。舌圧の測定は舌圧測定器と舌圧センサシートを用いて評価した。嚥下筋の筋量は超音波診断装置により舌筋の筋厚と舌骨上筋群の断面積を測定した。結果から、若年者では最大舌圧と嚥下時舌圧、オトガイ舌骨筋の筋量が増加し、高齢者ではオトガイ舌骨筋の筋量のみ増加した。舌筋力トレーニングの効果は若年者と高齢者で異なることから、トレーニングの負荷量は対象者の能力に応じて設定する必要がある。効果指標として、超音波診断装置を用いた嚥下筋の筋量測定が有用と考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果から、高齢者の嚥下機能低下を予防するための介入方法として、舌の筋力トレーニングの有効性が明らかとなった。また、超音波診断装置を用いた嚥下関連筋の測定は、口腔および嚥下機能低下の客観的評価や筋力トレーニングの効果指標として有用となる可能性がある。本成果はオーラルフレイルや加齢に伴う嚥下機能低下(老嚥)、口腔機能低下症に対し、機能を維持・向上するための具体的なアプローチの実践に役立ち、ひいては摂食嚥下障害や誤嚥性肺炎の発症を予防することに寄与することが期待される。
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