研究課題/領域番号 |
21K11237
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
船尾 浩貴 三重大学, 医学系研究科, 助教 (60804268)
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研究分担者 |
島岡 要 三重大学, 医学系研究科, 教授 (40281133)
百崎 良 三重大学, 医学部附属病院, 教授 (70439800)
川本 英嗣 三重大学, 医学部附属病院, 准教授 (20577415)
辻川 真弓 鈴鹿医療科学大学, 看護学部, 教授 (40249355)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 在宅リハビリテーション / バーチャルリアリティ / 慢性疼痛 / 在宅患者 / 訪問リハビリテーション / 動機づけ / 在宅療養患者 / 疼痛 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、バーチャルリアリティ(Virtual Reality: VR)が有する疼痛緩和作用およびリラクセーションによる恐怖や不安といった負の感情の緩和作用を活用して、在宅療養患者が有する疼痛や負の感情の緩和を図ることにより、患者が取り組む在宅リハビリテーションの促進効果を検証することを目的とする。 在宅療養患者を対象として、VRを併用した訪問リハビリテーションによる介入試験を実施する。パイロット(予備)試験より開始し、単一群試験による実行可能性の検証、無作為化比較試験による有効性の検証へと進める。介入前後における各種データ(疼痛、心理的状態、ADLなど)を測定し、前後差の比較・分析を行う。
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研究実績の概要 |
本研究は、ヘッドマウントディスプレイ(Head Mounted Display; HMD)を用いて体験する没入型バーチャルリアリティ(Virtual Reality; VR)による疼痛の緩和、およびリラクゼーションの促進効果を活用して、効果的な在宅リハビリテーションを促進するための方策を確立することを目的とした臨床研究である。在宅リハビリテーションを阻害する患者側要因のうち、主に慢性疼痛をはじめとした身体的状況、心理的状態、動機づけに着目し、在宅リハビリテーション場面におけるVR体験がもたらす各種データの測定および分析を行うことにより、中長期的な在宅リハビリテーションの促進効果を検証する。 2023年度は、2022年度中より進めている単一群試験のプロトコルに従って、介入研究によるデータの収集を進めた。本単一群試験では、目標症例数を40例として、在宅療養患者のうち、すでに訪問リハビリテーションを利用している者で、かつ慢性的な疼痛を抱えているものを対象としている。ベースラインから、介入としてのVR体験を伴う訪問リハビリ実施後の心身状態を比較するものであり、対象1名への介入期間は、ベースラインの測定から全ての介入を終了するまでおよそ2カ月間の予定としている。新型コロナウイルス感染症の拡大により、目標症例数の獲得に遅れが生じているが、2022年度末より研究協力施設を増やしており、引き続き研究対象者を増やし、データの収集を進めていく予定としている。 また本年度中に得たデータのうち、分析が可能なものから報告できるよう準備を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2023年度は、2022年度より進めている単一群試験のプロトコルに従って、介入研究によるデータの収集を進めた。本単一群試験では、目標症例数を40例として、在宅療養患者のうち、既に訪問リハビリテーションを利用している者で、かつ慢性的な疼痛を抱えているもの を対象としている。ベースラインから、介入としてのVR体験を伴う訪問リハビリ実施後の心身状態を比較するものであり、対象1名への介入期間は、ベースライ ンの測定から全ての介入を終了するまでおよそ2カ月間の予定としている。新型コロナウイルス感染症の拡大により、目標症例数の獲得に遅れが生じているが、 2022年度末より研究協力施設を増やしており、引き続き研究対象者を増やし、データの収集を進めていく予定としている。
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今後の研究の推進方策 |
2022年度末より研究協力施設を増やしており、引き続き研究対象者を増やし、データの収集を進めていく予定としている。また、さらに研究協力施設を増やしていく予定であり、現在、いつくかの医療機関への協力の依頼を進めている。
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