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神経障害性疼痛患者におけるHMGB1を用いた新規診断体系の確立

研究課題

研究課題/領域番号 21K11239
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59010:リハビリテーション科学関連
研究機関岡山大学

研究代表者

鉄永 倫子  岡山大学, 大学病院, 助教 (70601384)

研究分担者 西田 圭一郎  岡山大学, 大学病院, 教授 (80284058)
鉄永 智紀  岡山大学, 医歯薬学域, 准教授 (90571224)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード疼痛 / 神経障害性疼痛 / 慢性痛 / HMGB1
研究開始時の研究の概要

侵害受容性疼痛と比較して神経障害性疼痛は疼痛の強度が高くなる病態で、慢性化に対しての治療は困難を極める。疼痛慢性化には多因子が複雑に絡んでいるため評価項目も多く、客観的な疼痛指標が無いことが治療上の問題である。本研究の目的は神経障害性疼痛患者を診断する新たな客観的診断ツールとしてのHMGB1の有用性を明らかにし、将来的に抗HMGB1抗体療法の有用性への挑戦への道が開けるため、従来にない革新的治療システムの実用化への挑戦を目指す。

研究実績の概要

岡山大学、関連病院を受診した慢性痛患者における神経障害性疼痛の存在を調査した。診断ツールとしてpainDETECTを使用した。また、慢性痛における心因性疼痛の割合を明らかにするために、心因性疼痛の評価としてBS-POP (Brief Scale fir Psychiatric Problems in Orthopaedic Patients)、SDS (Self-Rating Depression Scale)、HADS (Hospital Anxiety and Depression Scale)を使用した。3ヵ月以上持続する慢性痛を主訴に外来を受診した患者に対し、上記のごとくpainDETECTおよびSDS、HADS等を用いて侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛、心因性疼痛の3群に分けた上で、血液中のHMGB1濃度を測定し、3群間で有意差を認めるかを検討した。神経障害性疼痛と診断された患者に対しては、プレガバリン150mg/日を8週間投与した。初診時と治療中の血液からHMGB1濃度を測定した。疼痛に関する学会に参加し慢性痛に関する知識を深めた。侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛、心因性疼痛の3群でのHMGB1濃度に違いがあるかどうかを統計学的に検討した。現在研究結果を元に論文作成中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

慢性痛患者が当初の予定よりも少なかったため、症例数を増やすのに時間がかかったため。
論文作成に時間を要しているため。

今後の研究の推進方策

研究結果を元に現在論文を作成している。結果を学会で報告するとともに英語論文にして報告する予定である。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

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