研究課題/領域番号 |
21K11276
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 星城大学 |
研究代表者 |
大野 善隆 星城大学, リハビリテーション学部, 准教授 (80440808)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 細胞・組織 / 骨格筋 / 筋肥大 |
研究開始時の研究の概要 |
骨格筋増量法の代表は運動であるが、運動困難者のための新たな筋増量法が望まれる。そこで本研究では、筋由来の現象(熱産生、乳酸分泌)に着目し、新たな筋増量法の基盤を確立することを目的とする。運動の影響を除外するために培養骨格筋細胞を用い、筋の同化作用を促進する安全な温熱刺激条件と乳酸刺激条件、ならびに温熱刺激と乳酸刺激の組合せ刺激による筋の同化応答への影響を検討する。
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研究成果の概要 |
本研究では骨格筋培養細胞を対象に、筋の同化応答を促進する温熱刺激条件と乳酸刺激条件、および温熱刺激と乳酸刺激の組合せ刺激による筋の同化応答への影響を検討した。その結果、温熱刺激は筋量増加を促進するが、刺激時間がその作用に影響を及ぼすと考えられた。生理的範囲内の低濃度および短時間の乳酸刺激は筋量増加を促進した。温熱刺激と乳酸刺激の組合せ刺激は、それぞれの単独刺激よりもタンパク質合成および筋同化応答を促進する可能性が考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は筋由来の現象である熱産生と乳酸分泌に着目し、温熱刺激と乳酸刺激およびその組合せ刺激による筋の同化応答への影響を検討したものである。組合せ刺激はそれぞれの単独刺激よりも筋同化応答を促進する可能性が考えられた。生体内では温熱刺激と乳酸刺激の組合せ刺激のように、複数の筋由来の現象が相互に作用して筋増量に影響を及ぼすと考えられる。本研究の成果は、運動に代わる新たな筋増量法の開発に有益な情報となると考える。
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