研究課題/領域番号 |
21K11326
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 関西医療大学 |
研究代表者 |
谷 万喜子 関西医療大学, 保健医療学部, 教授 (50249463)
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研究分担者 |
鈴木 俊明 関西医療大学, 保健医療学部, 教授 (60206505)
東藤 真理奈 関西医療大学, 保健医療学部, 助教 (70817387)
福本 悠樹 関西医療大学, 保健医療学部, 助教 (60817211)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2022年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 運動イメージ / 脊髄神経機能 / F波 / バーチャルリアリティー / 運動療法 / 脳血管障害 / 近赤外線分光法 |
研究開始時の研究の概要 |
脳血管障害後遺症においては上肢機能の改善が困難であり、ADL上、実用的に上肢を使えるようにするために、継続した運動療法が必要である。本研究では、脳血管障害片麻痺によって上肢機能が低下している患者を対象に、バーチャルリアリティーと運動イメージを用いた運動療法を実施し、その効果と再現性を検討する。評価には、運動発現に関わり最も重要となる「脊髄」に対してF波を、「脳機能」に対してNIRSを用いる。これらの評価指標が反映する機能的側面を明らかにすることで、運動イメージ効果の科学的根拠を得る。本研究で得られた結果から、高齢者や有疾患者への運動イメージの臨床応用を目指す。
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研究実績の概要 |
脳血管障害片麻痺患者を対象とした検討に先駆けて、健常者の非利き手を対象として、利き手の動作を反転させた動画の観察による運動イメージ前後の脊髄運動神経の興奮性変化を検討した。 健常成人を対象として、利き手上肢での母指と示指のピンチ動作を対象者に実施させて録画し、録画した画像を反転させた動画を観ながら、非利き手での動作をイメージさせた際の脊髄神経機能の興奮性変化をF波を用いて検討した。F波の測定は、安静時、運動イメージ中、運動イメージ後に実施して比較した。脊髄運動神経機能の興奮性の指標であるF波出現頻度(Persistence)、振幅F/M比(F/M amplitude ratio)の変化について、現在のところ一定の傾向は認められていない。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究実施の被験者数が充分ではなく、研究成果発表に至っていない。
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今後の研究の推進方策 |
健常者に対する検討を継続して、被験者数を増やしていく。 健常者への検討結果を踏まえて、脳血管障害片麻痺患者様にご協力いただき、非麻痺側上肢の動作を反転させた動画を観察しながら運動イメージを実施した際の麻痺側上肢の脊髄神経機能の興奮性について検討する。
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