研究課題/領域番号 |
21K11367
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 國學院大學 |
研究代表者 |
藤田 大誠 國學院大學, 人間開発学部, 教授 (20407175)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 日本的奉納競技 / 神社 / 皇室 / スポーツ文化 / 明治神宮外苑 / 明治神宮大会 / 神前(祭典)スポーツ / 天覧試合 / 奉納競技(神前・祭典スポーツ) / 体育・スポーツ史、スポーツ人類学、スポーツ社会学 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、スポーツ科学の人文・社会科学的研究と神道史、皇室史とを架橋する視座から、「日本的奉納競技(神前・祭典スポーツ)」の近代的展開について実証的、総合的に検討し、神社・皇室と密接な日本スポーツ文化の特質と構造を解明するものである。 具体的には、近代日本の①体育・スポーツ空間(明治神宮外苑)と②スポーツ競技・体育・錬成(明治神宮大会)の通史的考察、③全国各地の神社境内等における「奉納競技」と天皇・皇族の「天覧(台覧)試合」に関する諸記録をまとめた基礎データの作成を行う。
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研究成果の概要 |
本研究では、体育・スポーツ史と神道史、皇室史とを架橋する視座のもと、「日本的奉納競技」の近代的展開について実証的に検討した。 具体的には、明治神宮外苑の伝播過程と明治神宮大会の通史的研究を通して、神社・皇室と密接な日本スポーツ文化は、〈神社+奉納競技+体育・スポーツ施設〉という独自の構造を有してきたことを明らかにした。 研究成果として、「都市としての明治神宮(内苑・外苑)」モデルの展開、伝播、変容の歴史と明治神宮大会の通史をまとめ、「奉納競技」「天覧試合」の基礎データを作成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、体育・スポーツ史と神道史、皇室史を架橋する視座のもと、「奉納競技」としての「神前(祭典)スポーツ」の近代的展開や神社・皇室との密接な関係という、これまでにない観点から総合的研究を進め、日本スポーツ文化の特質と構造の一端を解明したという点で、主に近代日本体育・スポーツ史研究の進展に寄与する成果となるであろう。 また、本研究における「奉納競技」や神社・皇室との関係からスポーツ文化を検討する視点は、国際比較研究を行う上でも共有可能な方法になり得るとともに、その成果は、国内的・国際的両文脈が交差してきた日本スポーツ文化の内実について、国内外社会に情報発信する際に有益な知見になると思われる。
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