研究課題/領域番号 |
21K11377
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 明治学院大学 |
研究代表者 |
土屋 陽祐 明治学院大学, 教養教育センター, 助教 (20614473)
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研究分担者 |
越智 英輔 法政大学, 生命科学部, 准教授 (90468778)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | スロートレーニング / 血管内皮機能 / 血圧 / FMD / レジスタンストレーニング |
研究開始時の研究の概要 |
中程度から高負荷のレジスタンストレーニングは骨格筋の肥大や筋力の向上をもたらすものの、一時的な血圧の上昇や、血管内皮機能の低下を引き起こす。一方で、反復動作を低速で実施するスロートレーニングは、低負荷であっても、血圧の上昇を伴わずに筋肥大の効果が獲得できることが報告されている。しかし、スロートレーニングによる心血管系への効果やメカニズムについては十分に明らかになっていない。そこで本研究は、血圧の上昇が小さい一過性の低負荷スロートレーニング運動モデルを用いて、血圧と血管内皮機能の関係を明らかにするとともに、長期的なスロートレーニングが心血管機能と骨格筋機能に及ぼす影響を検証する。
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研究実績の概要 |
中程度から高強度のレジスタンストレーニングは一時的な血圧の上昇や、血管内皮機能の低下を引き起こす。一方で、反復動作を低速で実施するスロートレーニングは、低強度においても血圧の上昇を伴わずにトレーニング効果が獲得できることが報告されている。しかしながら、一過性のスローレジスタンス運動が血管内皮機能に及ぼす影響は不明であった。そこで2021年度には、一過性のスローレジスタンス運動と筋肥大型のレジスタンスエクササイズ後の血圧および血管内皮機能の変化を検証した。その結果、筋肥大型のレジスタンスエクササイズ(80%1RM、8回3セット、挙上局面1秒間、下降局面を1秒間)は運動中から運動後において血圧が上昇し、運動後の血管内皮機能が有意に低下した。一方で、スローレジスタンス運動(50%1RM、8回3セット、挙上局面3秒間、下降局面を3秒間)は、血圧の上昇が小さく、かつ血管内皮機能に変化を及ぼさなかった。 2022年度は、2021年度の実験結果を、国際雑誌であるResearch Quarterly for Exercise and Sportに原著論文として投稿し、受理された。また、2022年5月31日-6月4日にアメリカ、サンディエゴで開催されたアメリカスポーツ医学会(Medicine and Science in Sports and Exercise)でポスター発表を行った。 一方で2022年度に実施を予定していた、長期間のスローレジスタンストレーニングが血管内皮機能に及ぼす影響に関する検証については、新型コロナウイルスの影響により実施できなかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルスの影響により、2022年度に実施を予定していた、長期間のスローレジスタンストレーニングが血管内皮機能に及ぼす影響に関する実験が実施できなかったため。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度は、レジスタンストレーニングによる血管内皮機能の適応を検討するため、日頃からレジスタンストレーニングを実施しているアスリートと、運動習慣のない健康な成人を対象に、血圧および血管内皮機能の違いを検証する。また、筋厚、筋機能の指標を評価し、血管内皮機能との関係を明らかにする。 2021-2022年度の我々の研究から、運動習慣のない健康な成人では、筋肥大型のレジスタンス運動は一時的に血管内皮機能を低下させることを明らかにした。そこで、2023年度ではアスリートにおける筋肥大型のレジスタンス運動後の血管内皮機能の変化についても検証する。
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