研究課題/領域番号 |
21K11411
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 鹿屋体育大学 (2023) 早稲田大学 (2022) 独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター (2021) |
研究代表者 |
赤澤 暢彦 鹿屋体育大学, スポーツ生命科学系, 准教授 (30713250)
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研究分担者 |
中村 真理子 独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター, スポーツ科学・研究部, 研究員 (30343677)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 脳イメージング / 疲労 / 力調節 / 脳血流 / Steadiness / fMRI / 握力 / コンディション / 力調節安定性 / 脳機能イメージング |
研究開始時の研究の概要 |
疲労が蓄積すると運動パフォーマンスが低下する。本研究では、機能的核磁気共鳴装置(functional magnetic resonance imaging: fMRI)を用いた脳機能イメージング手法に着目し、疲労によって低下する運動パフォーマンスの脳科学的メカニズムの解明を目指す。
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研究成果の概要 |
身体各部における巧みな動きは、末梢性の骨格筋機能よりも中枢性の神経系に影響されると考えられる。本研究では、fMRIによる脳機能イメージング手法に着目し、疲労困憊運動が力調節安定性と脳活動動態に及ぼす関係性について検討した。疲労困憊運動は、力調節安定性(Steadiness)を有意に増加させた。一方で、力発揮時の脳活動動態の変化は認められなかった。これらのことから、全身的な疲労困憊運動による力調節機能の低下に脳神経活動が関与する可能性は低いことが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アスリートの力調節機能は高いことが示されている。また、疲労時には力調節機能が低下し、パフォーマンスの低下と関係することも報告されていたが、そのメカニズムまでは明らかにされていなかった。そこで、本研究では、脳機能イメージングに着目し、fMRIを用いて、疲労時の力調節機能と脳活動動態について検討した。しかし、疲労時においても力発揮時の脳活動動態の変化は認められなかった。疲労が脳機能に及ぼす影響を明らかにするためには、運動の種類や力調節について検討することが今後の研究課題になると考えられた。
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