研究課題/領域番号 |
21K11433
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 摂南大学 |
研究代表者 |
石井 信輝 摂南大学, 法学部, 教授 (00288044)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | スポーツ法制 / スポーツ政策 / フランス / 社会問題 |
研究開始時の研究の概要 |
スポーツ活動を通じた社会問題の解決に関する知見の獲得を目指して、フランスおよび日本における政策や法制に関して、「異文化間の対話・交流および相互理解を促進し、不寛容を取り除くこと」や「女性の活躍促進」という視点から検討する。獲得された知見をもとに、『前向きで活力ある社会と、絆の強い世界を創る』ための施策を策定することや、それに伴う法制の構築に資するようまとめる。また本研究によって得られた成果を、国内外の学会で公表するとともに、必要に応じて関係各所に提供することによって社会に還元する。
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研究成果の概要 |
現代社会に横たわる様々な社会問題の解決を図るために、フランスのスポーツ法制・政策の知見を獲得することが、本研究の目的である。そのため、同国の「スポーツ法・経済研究所」等の機関を訪問することによって、調査および現地研究者・担当者との意見交換を行った。 その結果、フランスの近時のスポーツ政策、例えば「スポーツ市民プログラム」や、スポーツ法制に関する知見を獲得した。それらの成果を「スポーツを通じた社会問題の解決-フランスのスポーツ法制・政策を中心に-」というタイトルで学術論文にまとめ、公表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「両性の平等」などの具体的な社会問題に対処ことを目的として制定された「平等と市民性に関する2017年1月27日付法律第2017-86号」の条文のうち、スポーツに関係するものを逐語訳し検討した。そのことによって同法に、スポーツ活動への男女平等のアクセスの推進、性的指向やジェンダー・アイデンティティなどを理由に憎悪や差別を扇動する行為に対する刑の加重、及び社会的排除から包摂のためのスポーツ活動の活用など、に関する規定が加えられたという知見を獲得した。
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