研究課題/領域番号 |
21K11447
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 山形県立米沢栄養大学 |
研究代表者 |
加藤 守匡 山形県立米沢栄養大学, 健康栄養学部, 教授 (20399330)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | レジスタンストレーニング / 脱トレーニング / 可塑性 / 腸内環境 / ディトレーニング / 体組成 / 腸内細菌 / 代謝産物 / トレーニング / 消化管機能 |
研究開始時の研究の概要 |
これまで運動による骨格筋や呼吸循環器系さらには内分泌、代謝応答への身体可塑性は運動トレーニングにより向上する形態や機能をその後の脱トレーニング期間も評価することで証明してきた。本研究は、運動トレーニングの可塑性を消化管機能と腸内環境という新たな視点から検証する。この成果は、アスリートのオフ期や怪我などで不活動状態の期間における消化管機能や腸内環境を考慮した栄養摂取やライフスタイルへの提案が可能になると思われる。さらに、本研究が発展すればトレーニングからの効果的な超回復(トレーニング適応)について応用することも期待される。
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研究成果の概要 |
本研究は消化管機能及び腸内環境も骨格筋や呼吸・循環器系、代謝・内分泌系そして脳機能と同様に身体可塑性を有するという仮説の検証であり、その視点から運動による消化管機能及び腸内環境の適応メカニズムの解明である。ヒト及びマウスを対象にレジスタンストレーニングを用いて運動トレーニング期間と脱トレーニング期間を設定しその影響を検討した結果、トレーニングに伴う体組成の変化に関連し変容する腸内細菌叢や便中代謝産物が確認された。今後はこうした腸内環境への作用を考慮したレジスタンストレーニングに効果的なサプリメントやトレーニング指標について検討を加えていく。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、運動による消化管機能及び腸内環境がどのように適応するかの解明であり、健常成人及びマウスによるレジスタンストレーニングからトレーニング期間だけでなく脱トレーニング期間も設定して運動トレーニングの影響を検討した。本研究からレジスタンストレーニングによる身体機能の変化には、腸内環境の可塑性も関連することが示唆された。この知見は運動トレーニングによる腸内環境も考慮した栄養摂取条件の探索やより効果的な筋機能改善トレーニング法の確立に意義がある。
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