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コロナ禍の小中学生の運動・スポーツ連携に関した総合型クラブのエンパワーメント強化

研究課題

研究課題/領域番号 21K11449
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59020:スポーツ科学関連
研究機関北翔大学

研究代表者

川西 正志  北翔大学, 生涯スポーツ学部, 教授 (50177713)

研究分担者 萩 裕美子  東海大学, 体育学部, 教授 (20237902)
川西 司  中部学院大学, スポーツ健康科学部, 助教 (60883569)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワードコロナ禍 / 小中学生 / 運動・スポーツ / 総合型クラブ / 学校部活動連携 / エンパワーメント評価 / 学校運動部 / エンパワーメント強化
研究開始時の研究の概要

本研究は,コロナ禍における小中学生の体力向上を目指した運動・スポーツプログラムの実施及び運動部連携状況に関した総合型クラブ(総合型地域スポーツクラブの略称)のエンパワーメント評価を明らかにし,クラブ組織運営の基盤強化策を提案することを目的とする.対象となる全国の総合型クラブに対して子どもの運動・スポーツ活動に関した事業実施及び学校運動部との連携状況と,組織エンパワーメント評価に関した所定の質問紙調査及びインタビュー調査を実施する.それらの量的・質的データ分析を通して,学校とクラブの連携に必要な要件としてのクラブ組織のエンパワーメント強化策の提言をまとめる.

研究実績の概要

本研究は「コロナ禍における小中学生の体力向上を目指した運動・スポーツのプログラムの事業実施及び運動部連携状況に関する総合型クラブ(総合型地域スポーツクラブの略称)のエンパワーメント評価を明らかにし,クラブ組織運営の基盤強化策を提案すること」を目的とする.令和4年度は(公財)日本スポーツ協会と全国SC連絡協議会の協力を得て前年度に実施した全国のSC連絡協議会に加盟している総合型クラブのインターネット調査データの分析を実施した.回答を得た全国44都道府県の332クラブの調査結果については学会で発表するとともに,結果の政策的評価を論文として大学紀要にまとめた.令和5年度は,ドイツケルン体育大の協力を得てドイツ全土のクラブ状況調査結果について研究打合せと資料収集を実施し,同時に,ノイス群の3つの地域スポーツクラブについて訪問調査を実施した.また,令和5年度は中学校の部活動の地域移行化への移行措置が始まる年度でもあり,これまでのエンパワーメントと政策的動向に対する総合型クラブの対応について,北海道の総合型クラブの60クラブを対象としてインターネット調査を実施した.この調査データについては,学会で発表するとともに大学紀要に論文としてまとめた.同時に北海道の総合型クラブ11クラブに対して訪問インタビュー調査も実施した.令和3年度と令和5年度の調査においてクラブ組織のエンパワーメント評価は,組織運営に関する内的エンパワーメントの自己評価は高いものの,学校や行政など他機関との連携に関する外的エンパワーメントの自己評価はあまり高くない結果であった.そして,政策課題としてある学校の部活動連携については,令和3年度調査に比べ今回は連携が徐々に増えている.今後は総合型クラブへのインタビュー調査結果について分析をすすめるとともに全体の研究まとめをする予定である.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

今年度の研究計画における北海道の総合型クラブ調査は60クラブに対して40クラブが回収され,様々な分析視点から分析し発表をすることができた.また,インタビュー調査も11クラブに対して調査を実施でき,データの精査も終了し,今後,データを追加して内容については,質的分析をする予定である.予定の調査は規模的には,必ずしも大きくはなかったものの,これまで全国及び北海道の総合型クラブを調査対象に実施することができ,分析を進める上で様々な状況を見て取れる貴重なデータとなっている.北海道の総合型クラブのインタビュー調査も組織のエンパワーメントについて,行政・学校・クラブとの連携強化のための具体的なクラブのマネジメント方法を聞くことができた.また,ドイツの地域スポーツクラブ調査もでき,今後も継続的な比較分析を実施できるなど,おおむね当初計画を遂行できている.

今後の研究の推進方策

今後は,これまでの調査データの全体のまとめを予定している.また,追加収集が必要な北海道の他のクラブのインタビュー調査等もできる限り実施する予定である.分析視点は,総合型クラブでの青少年スポーツ環境と外部連携に関した外的エンパワーメント強化と課題についてまとめる.

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (8件)

すべて 2024 2023 2022

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (6件)

  • [雑誌論文] 中学校運動部活動の地域移行化に対する北海道の総合型地域スポーツクラブの対応意見2024

    • 著者名/発表者名
      川西正志・川西司・大崎哲也・山田奈美江・永谷稔・小坂井留美・竹田唯史
    • 雑誌名

      北翔大学生涯スポーツ学部研究紀要

      巻: 15 ページ: 1-13

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 日本のスポーツ振興政策の実現に向けた総合型地域スポーツクラブの量的・質的課題の検証2023

    • 著者名/発表者名
      川西正志・萩裕美子・山田奈美江・川西司
    • 雑誌名

      北翔大学生涯スポーツ学部研究紀要

      巻: 14 ページ: 29-48

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 北海道の総合型クラブにおける部活動の地域移行化への対応状況2023

    • 著者名/発表者名
      川西正志・大崎哲也・山田奈美江・川西司
    • 学会等名
      日本生涯スポーツ学会第25回大会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 北海道の総合型クラブにおける事業内容から見た公益性の検証2023

    • 著者名/発表者名
      大崎哲也・山田奈美江・川西司・竹田唯史・川西正志
    • 学会等名
      日本生涯スポーツ学会第25回大会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 総合型クラブのある地域の認知的ソーシャルキャピタル評価 ―調査回答者の評価の関連要因について―2023

    • 著者名/発表者名
      川西司・山田奈美江・川西正志
    • 学会等名
      日本生涯スポーツ学会第25回大会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 総合型クラブの外的エンパワーメントと幼少年プログラム実施の関連性2023

    • 著者名/発表者名
      山田奈美江・川西司・小坂井留美・川西正志
    • 学会等名
      日本生涯スポーツ学会第25回大会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 総合型地域スポーツクラブにおける部活動の地域移行化への対応意識-SC全国ネットワーク加盟クラブについて-2022

    • 著者名/発表者名
      川西正志・山田奈美江・荻裕美子・川西司
    • 学会等名
      日本生涯スポーツ学会第24回大会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 総合型地域スポーツクラブの集団特性と組織エンパワーメント-SC全国ネットワーク加盟クラブについて-2022

    • 著者名/発表者名
      山田奈美江・川西正志・萩裕美子・川西司
    • 学会等名
      日本生涯スポーツ学会第24回大会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

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