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グリップ動作の違いが肘外反ストレスに対する安定化機構に与える影響の解析

研究課題

研究課題/領域番号 21K11453
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59020:スポーツ科学関連
研究機関順天堂大学

研究代表者

森川 大智  順天堂大学, 医学部, 准教授 (00721060)

研究分担者 糸魚川 善昭  順天堂大学, 医学部, 准教授 (30771810)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワード肘内側障害 / 外反ストレス / グリップ動作 / オーバヘッドアスリート / 野球 / テニス / 肘外反ストレス / ウエアラブル慣性計測装置 / モータス
研究開始時の研究の概要

野球やテニスなど幼少期からオーバーヘッド動作を繰り返す競技において、肘障害は年齢を問わず大きな問題であり、肘外反ストレスが主たる原因と考えられている。安定化機構として、肘内側側副靭帯が最も重要であるが、筋も重要な役割を持ち、肘・手関節・手指の角度により安定性が変化する事が明らかとなっている。しかし、投球・スイング動作中に、手・肘関節の角度を意識する事は困難である。そこで、手指に着目し、グリップ動作・球種の違いが、肘内側の安定性に変化を及ぼすのでは無いかと仮説を立て、超音波を用いた肘内側の静的安定性の解析、ウエアラブル慣性計測装置を用いた動作中の肘内側の動的安定性の解析により、仮説を検証する。

研究実績の概要

本研究では、野球やテニスなど幼少期からオーバーヘッド動作を繰り返すスポーツ選手において、年齢を問わず大きな問題となっている肘障害について焦点を当てる。その主な原因は、肘外反ストレスと考えられている。肘外反ストレスに対する安定化機構としては、肘内側側副靭帯が最も重要であるが、肘内側に付着す る筋も重要な役割を持ち、肘関節・手関節・手指の角度により筋出力が変化し、肘内側の安定性が変化する事が明らかとなっている。しかしながら、実際の投球・スイング動作中に、手関節・肘関節の角度を意識する事は困難である。そこで我々は、手指に着目し、ボール・ラケットのグリップ動作・球種の違いが、肘 内側の安定性に変化を及ぼすのでは無いかと仮説を立て、超音波を用いた肘内側の静的安定性の解析、ウエアラブル慣性計測装置を用いた動作中の肘内側の動的 安定性の解析により、仮説を検証する。2021度はプロ野球選手のシーズンオフのメディカルチェック時に超音波を用いて投球側・非投球側の肘内側の静的安定性 を超音波にて評価とストレスデバイスを用いた正確な肘外反ストレス付加下での、肘内側の静的安定性検証の予備実験を行った。2022年度は初年度同様に野球選手のシーズンオフのメディカルチェック時に超音波を用いて投球側・非投球側の肘内側の静的安定性を超音波にて評価を行った。またストレスデバイスを用いた 正確な肘外反ストレス付加下での肘内側の静的安定性検証とウエアラブルデバイスを用いてのオーバーヘッド動作における肘内側の動的安定性検証の予備実験を行った。2023年度は野球選手での超音波を用いての投球側・非投球側の肘内側の静的安定性の評価と共に、大学生テニス選手において同様の検証を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

2023年度内に全ての検証と論文作成を終了する予定であったが、ストレスデバイスを用いた 正確な肘外反ストレス付加下での肘内側の静的安定性検証とウエアラブルデバイスを用いてのオーバーヘッド動作における肘内側の動的安定性検証の予備実験に時間がかかった事、また幾つかの測定項目にて再現性が得られない結果が出たため、実験計画の変更を行った為。

今後の研究の推進方策

2024年度は、予備実験の結果を踏まえ、競技者にてストレスデバイスを用いた正確な肘外反ストレス付加下での超音波による肘内側の静的安定性検証と、ウエアラブル慣性計測装置を用いたボール・ラケットのグリップ動作・球種が投球・スイング動作中の肘内側の動的安定性に与える影響の検討を終了させる予定である。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

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