研究課題/領域番号 |
21K11474
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 国士舘大学 |
研究代表者 |
和田 匡史 国士舘大学, 理工学部, 教授 (00320101)
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研究分担者 |
地神 裕史 国士舘大学, 理工学部, 教授 (30468970)
土居 裕和 長岡技術科学大学, 工学研究科, 准教授 (40437827)
山本 憲志 日本赤十字北海道看護大学, 看護学部, 教授 (70299329)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 熱ショック蛋白質 / 体力 / ストレス / 睡眠 / 運動 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は人工炭酸泉入浴の身体加温による熱ショック蛋白質(HSP)過剰発現が、身体疲労回復行動の睡眠中の動作に与える影響、COVID-19による身体活動量減少に伴う体力低下の予防、過度なストレスを伴わない新しい体力回復方法の確立、HSP発現の骨格筋肥大へ与える影響のメカニズムを解明する。
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研究実績の概要 |
2022年度は、新型コロナウイルス感染症による制限が緩和され、所属での研究活動も予定通り進み、また国際学会にて発表する機会を得ることができ、2022年8月30日から9月2日までスペイン・セビージャにて行われた27th Annual Congress of the European College of Sport Scienceにて研究成果を発表した。 「A possibility to improve the physical fatigue after artificial high concentration CO2 hot water immersion in athletes」の発表では、アスリートが運動後高濃度人工炭酸泉浴を行うことは疲労回復に有効であることを発表した。6名の大学生アスリートに対して室内での運動後に高濃度人工炭酸泉(38℃)に10分間入浴させたところ、さら湯に入浴させた時と比べて優位に血中乳酸濃度が低下することが分かった。また疲労回復を見るために夜間の睡眠状態を調べたところ、入眠潜時、睡眠効率においてより良い結果が得られた。被験者数が少ないためより正確なデータを取得するために被験者数を増やしていくことが今後の課題である。 また、2022年度は日本睡眠学会第47回定期学術集会においてシンポジウムに登壇させていただく機会を得て、「アスリートの睡眠を高める要因の科学的基礎」という演題で発表を行った。コロナ禍でアスリートのトレーニング環境も変化している中でどのようにトレーニングの質を下げずに、また効率よく疲労回復をはかるのかについて得られたデータをもとに発表した。 コロナ禍で運動施設でのトレーニングが制限される中、自宅など狭い空間で個別に行う運動は精神的にも疲労が蓄積することが考えられるが、本実験での自転車エルゴメーターを用いた室内運動では運動強度は維持されることがわかり、疲労回復の手段として身体加温することが運動による疲労をより早く軽減することが推察された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2022年度は、新型コロナウイルス感染症による制限が緩和され、所属での研究活動も予定通り進み、また国際学会にて発表する機会を得ることができ、2022年8月30日から9月2日までスペイン・セビージャにて行われた27th Annual Congress of the European College of Sport Scienceにて研究成果を発表した。その他、日本睡眠学会第47回定期学術集会にてシンポジウムに登壇する機会をいただき、「アスリートの睡眠を高める要因の科学的基礎」という演題で発表を行った。また、スポーツ選手に対するバイオメカニクス的手法を用いた研究からパフォーマンス改善についての新たな方法についても解明することができた。 次年度は最終年度となるため、昨年度の研究成果の発表以降実施してきたデータについて国際学会等での発表を予定している。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度は、新型コロナウイルス感染症が5類に移行されたとはいえ、被験者の感染予防を徹底して遅れている研究計画を進められるよう研究分担者とミーティングを重ねながら実施していく。 得られたデータについては、予定を早めて慎重に解析を行い、国際学会等で発表を行う。 COVID-19の現状把握に努め、このCOVID-19環境における身体運動が体力の保持増進、ストレス緩和につながる生理学的指標を得ることを目標とする。
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