研究課題/領域番号 |
21K11476
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
高尾 将幸 東海大学, 体育学部, 准教授 (60584381)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2023年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | スポーツ・メガイベント / 遺産(レガシー) / 被災地 / 新聞記事 / メディア表象 / ラグビーワールドカップ2019日本大会 / メディア言説 / スポーツの力 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、2019年のラグビーワールドカップ日本大会の開催地となった岩手県釜石市を事例に、スポーツ・メガイベントを通した地域社会のメディア言説による表象のあり方を調べることで、スポーツおよびメガイベントが持つ象徴的な力の一端を解明することを目的とする。ここでのメディア言説は新聞記事を指し、同大会の構想が生じた2011年7月から開催後一年にあたる2020年10月までを対象とする。
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研究実績の概要 |
スポーツ・メガイベントの招致・開催をめぐって、正負の遺産(レガシー)の探求が大きな課題となっている。そこで本研究は、2019年のラグビーワールドカップ日本大会の開催地となった岩手県釜石市を事例に、スポーツ・メガイベントを通した地域社会のメディア言説による表象のあり方を調べることで、スポーツ・メガイベントが地域社会や都市空間もたらす象徴的な力の一端を解明することを目的とする。 地方都市や地域コミュニティをめぐるイメージとその構築に関して、スポーツ・メガイベントがいかなるインパクトを持ちうるのか、またその表象のあり方は地域住民にとっていかなる可能性や制約をもたらしうるのかについて、各種新聞メディアを資料として用いて分析を進めてる。用いるのは全国紙、ブロック紙、地方紙の三種類で、それぞれの比較分析を行う。分析の主眼は「被災地」でありながらもRWCを開催した釜石のどの部分が、どのメディアによって、どのように表象された/されなかったのか、という点に置かれる。 前年度は全国紙である「読売新聞」と「朝日新聞」について、インターネット上のデータベースを用いて関連記事の収集・整理作業を実施した。今年度はブロック紙である「河北新報」、県紙である「岩手日報」、また復興に関するローカルな新聞である「釜石復興新聞」の記事データの収集・整理を行う予定であったが調査実施が遅れているため、次年度はより効率的に進めていくことにする。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究の進行を予定していた夏期休業中に新型コロナウイルス感染症に罹患し体調を崩したことと、学内業務が多忙を極めたため、やや遅れが生じている。
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今後の研究の推進方策 |
アルバイトを活用し、効率的にブロック紙および地方紙における記事データの収集・整理作業を実施していく。また、OCRソフトを用いて記事データのデジタル化を進めることで、データリストの作成にも努める。
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