研究課題/領域番号 |
21K11486
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
若原 卓 同志社大学, スポーツ健康科学部, 准教授 (20508288)
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研究分担者 |
簗瀬 康 同志社大学, スポーツ健康科学部, 助教 (80906561)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 超音波エラストグラフィ / 股関節 / 膝関節 / 超音波せん断波エラストグラフィ / 剛性率 / エラストグラフィ |
研究開始時の研究の概要 |
ストレッチングはスポーツ現場で広く実施されているが、その効果は科学的には十分に証明されておらず、一つひとつの筋をターゲットとしてストレッチングする方法も明らかでない。この研究では、超音波せん断波エラストグラフィという方法を用いて、筋のかたさを客観的に、筋ごとに評価し、スポーツ傷害がよく発生するハムストリングス(太もも裏の筋群)の各筋を選択的にストレッチングする方法について検討する。
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研究実績の概要 |
これまでに実施されてきたストレッチングに関する研究の多くは、ストレッチングの強度を客観的に評価できていない、対象筋群を一括りにし、筋ごとにターゲットを絞ったストレッチングを実施していない、という問題点があった。本研究は、肉離れが好発するハムストリングス(大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋)を対象として、各筋にターゲットを絞った選択的ストレッチング方法について、ストレッチング強度の客観的な評価に基づいて検討することを目的とした。 下肢に整形外科的疾患のない健常な成人男性20名を対象者とした。股関節30度屈曲位、膝関節完全伸展位において、股関節の内-外旋角度(3角度)および内-外転角度(3角度)の異なる9つの姿勢をとらせ、そのときの大腿二頭筋長頭、半腱様筋、半膜様筋の剛性率(shear modulus)を超音波せん断波エラストグラフィにより測定した。本研究では、各筋の剛性率を、ストレッチング強度の客観的な指標として用いた。測定中には表面筋電図の電極を各筋に貼付し、対象者のハムストリングスが活動していないことを確認した。 実験の結果、大腿二頭筋長頭、半腱様筋、半膜様筋の剛性率は、いずれも股関節内-外転角度の有意な影響を受けることが示された。また、股関節内-外旋角度が筋の剛性率に与える影響は、大腿の内側に位置する半腱様筋・半膜様筋と大腿の外側に位置する大腿二頭筋長頭では異なることが示された。一般的に、ハムストリングスのストレッチングとして股関節を屈曲させることが多いが、本研究の結果から、股関節の内-外転角度もハムストリングスのストレッチングにおいて考慮すべきであることが示唆された。加えて、股関節の内-外旋角度を調整することで、内側・外側に位置するハムストリングスを選択的に伸ばすことができる可能性が示された。
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