研究課題/領域番号 |
21K11513
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 西九州大学 |
研究代表者 |
久保 温子 西九州大学, リハビリテーション学部, 教授 (20454944)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ロコモティブシンドローム / 高齢者 / 幼児 / 成人 / 子ども / 健康長寿社会 |
研究開始時の研究の概要 |
各世代において、ロコモチェック、体力測定、体組成評価、生活習慣評価を実施し、ロコモの現状を明らかにする。次に、各世代でロコモ予防に有用な評価項目の選択、基準値の策定を行い、ロコモ対策を対象者へフィードバックする。研究期間を通し、新しい生活様式に則した中・長期的に家族で認識しあえるロコモ予防プログラム構築へと展開する。
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研究成果の概要 |
高齢者のロコモティブシンドローム(以下ロコモ)の研究は進み、年々高齢者の健康意識は高まっている。一方、高齢者以外の世代ではロコモ予防意識は低く、将来、運動器疾患による生活機能の低下が懸念される。本研究において、子どもロコモの認知度調査を子どもの親を対象に実施したが、認知度は2割程度であった。また20-30歳代のロコモ認知度も調査期間の5年間を通して変化が認められず、全世代を対象にロコモ対策が必要であることが明らかになった。また壮年期世代ではロコモに対する不安という本人の自覚をきっかけにロコモ予防へ介入していくことが有用であることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ロコモ対策・研究の多くが高齢者を対象としたものであり、生涯における健康な運動器を維持するための意識に世代間温度差があることが明らかとなった。ロコモ予防対策を今後進めていくには、高齢者以外の認知度を向上させ、学童・青年・壮年期へロコモ予防対策を支援する必要がある。特に壮年期ではロコモ不安をきっかけにロコモ予防へ介入する有用性が示されたことから、ロコモ不安を聞き取ることで支援出来る。また高齢者には、自身の体力や心身状態を反映する分かりやすい指標を示すことでさらに体力向上意識が高まる。各世代の対策は異なるが、あらゆる世代のロコモ対策をまとめて示すことで家族間で意識を高めることが出来た。
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