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幼少期のからだを動かす遊びにおける非認知能力の可視化

研究課題

研究課題/領域番号 21K11521
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59030:体育および身体教育学関連
研究機関愛知教育大学

研究代表者

鈴木 裕子  愛知教育大学, 教育学部, 教授 (40300214)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード非認知能力 / 非認知スキル / non-cognitive skills / 因子構造 / Early Childhood / 幼児期 / 縦断調査 / 3,4,5歳の年齢的相違や発達 / 定量化できない能力の総称 / 多母集団同時分析 / 共分散構造分析 / 非認知能力の「非」の醸成過程 / 縦断的な観察・調査研究 / からだを動かす遊び / 発達 / 教育的介入 / 年齢的特徴 / からだ / 幼少期 / 遊び
研究開始時の研究の概要

幼少期のからだを動かす遊びにおける非認知能力の「非」が何であるかを尺度開発を用いて具体化し,その醸成過程を縦断的に検討し,非認知能力の可視化を目指す。
研究1では,尺度開発手法を用いて,非認知能力における 「非」を具体化する。 令和3~4年度に重点的に実施する。令和3後半~6年度 には,研究2として,からだを動かす遊びにおける非認知能力の育ちの道筋 として,非認知能力の「非」の醸成過程を明らかにする。令和4~6年度には,研究3として,からだを動かす遊びにおける非認知能力の育ちのモデル化として, 非認知能力を育む可能性を持ったからだを動かす遊びの質の理論モデルを構築する。

研究実績の概要

本研究が最終的に目指すのは,幼少期における非認知能力の醸成・育成過程に関連する規定因や,獲得につながる機序を明らかにすることである。そのために2023年度では,以下の2つの研究を遂行した。
1)3歳,4歳,5歳の年齢的相違や発達の観点から非認知能力の「非」を具体化
非認知能力の発達は,保育の質や遊び経験などに影響されるというOECDなどの報告があるが,非認知能力の醸成過程における規定因や,獲得につながる機序に関わるエビデンスは少なく,教育的介入に資する資料は十分に整っていない。「非」が「定量化できない能力の総称」とされ,概念的な重複や意味的な空白が生じているために,「非」が何を表すのかが特定されていないことに着想を得て,「非」の具体化を試みた。研究手順:①「非」認知能力と想定される項目を収集選定。②無作為抽出した子ども1724名に対しての保育者862名の代理評定により質問紙調査。③探索的因子分析,多母集団同時分析,共分散構造分析による検証。その結果,5因子23項目が抽出命名され,「非」認知能力の因子構造が明らかにされた。母集団同時分析によって,年齢による「非」の共通性と異質性が説明された。これらの結果からは,幼児期における非認知能力の発達に対する規定因が存在することが示唆され,この因子構造を縦断研究の指標とする妥当性が検証された。
2)同一幼児を対象にした縦断調査を開始
非認知能力の醸成過程を明らかにするために,非認知能力の育ちの道筋の解明の段階に着手した。得られた因子構造を用いた縦断的な観察・調査研究により,3歳後半~6歳までの変容を追跡調査した。2022年度には異なる環境や教育方法を有する幼稚園・保育園を選出し,4園を対象として,3歳児の調査を開始し,2023年度(2024年3月)までに4歳児の調査が終えられた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

幼児期における非認知能力の発達に対する規定因が存在することが示唆され,得られた因子構造を縦断研究の指標とする妥当性が検証された。当初の研究計画としての,研究②非認知能力の育ちの道筋として,開発された因子構造の尺度を用いた縦断的調査研究が開始され,現時点で4歳までの調査を終えている。中間報告としての学会発表,論文投稿を準備中である。

今後の研究の推進方策

最終年として以下の2点を計画している。
1.非認知能力の育ちの道筋 :非認知能力の「非」の醸成過程を明らかにする。
方法:開発された尺度を用いた縦断的な観察・調査研究を行う。6歳までの変容を追跡調査し,同時に発達段階における支援方法,保育の質との関連を合わせて検討する。
2.非認知能力の育ちのモデル化 :非認知能力を育む可能性をもったからだを動かす遊びの質の理論モデルの構築
方法:「大人になって幸せに生きるために,幼児期に生き生きと過ごすことを大切にし,いかに遊びを豊かにするか」という視点に基づき,行為者,行動の先行因,潜在因,経過,結果などを観点として量的,質的側面から検討する。縦断研究の一環であるが個体追跡に留まらず行動の一般化につとめ,データ内容に関するデブリーフィングを行いながら理論的な精選を図り説明モデルを提示し議論を深める。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (14件)

すべて 2024 2023 2022 2021

すべて 雑誌論文 (4件) (うちオープンアクセス 4件) 学会発表 (9件) (うち国際学会 4件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 幼児期における「非」認知能力の因子構造と発達過程の規定要因を考える2024

    • 著者名/発表者名
      鈴木裕子
    • 雑誌名

      Child Research Net (CRN) Japanese Website

      巻: Japanese Website

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] Identifying Factor Structures and Determinants Involved in the Development of "Non" Cognitive Skills in Early Childhood2024

    • 著者名/発表者名
      Yuko SUZUKI
    • 雑誌名

      Child Research Net (CRN) English Website

      巻: English Website

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 保育の「質」,子どもの育ちの「質」を進化させるために,今こそ発想を変える2023

    • 著者名/発表者名
      鈴木裕子
    • 雑誌名

      保育学研究

      巻: 第60巻 第3号 ページ: 444-446

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 幼少期におけるからだを動かす遊び経験と非認知能力の関連性2021

    • 著者名/発表者名
      鈴木裕子
    • 雑誌名

      幼児教育研究

      巻: 21 ページ: 27-36

    • NAID

      120007170400

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [学会発表] Determinants in the Structure and Development Process of “non” cogni9ve skills in Early Childhood : Focusing on Physical Play2023

    • 著者名/発表者名
      Yuko SUZUKI
    • 学会等名
      PECERA 23th Annual Conference
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] Embodiment of the “Non” of Noncognitive Skills in Early Childhood:Focusing on Developmental Characteristics in Physical Play2023

    • 著者名/発表者名
      Yuko SUZUKI
    • 学会等名
      EECERA 31st CONFRENCE, : European Early Childhood Education Research Association
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 幼児期における「非」認知能力の構造と発達的変化2023

    • 著者名/発表者名
      鈴木裕子
    • 学会等名
      日本保育学会第75回大会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 保育において乳児が集団に適応するとは2023

    • 著者名/発表者名
      後藤由美 鈴木裕子
    • 学会等名
      日本乳幼児教育学会第32回大会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] Embodiment of "Non" in Non-cognitive Skills in Physical Play in Early Childhood.2022

    • 著者名/発表者名
      Yuko SUZUKI
    • 学会等名
      PECERA 22th Annual Conference
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 非認知能力の「非」とは何か :幼児期におけるからだを動かす遊び経験を対象として2022

    • 著者名/発表者名
      鈴木裕子
    • 学会等名
      日本保育学会第75回大会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 保育における「子ども理解」の枠組と解釈の変遷2022

    • 著者名/発表者名
      木田千晶,鈴木裕子
    • 学会等名
      日本保育学会第75回大会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 幼少期におけるからだを動かす遊び経験に対する自伝的記憶と主観的恩恵としての非認知能力の関連2021

    • 著者名/発表者名
      鈴木裕子
    • 学会等名
      日本保育学会第74回大会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] Extraction of non-cognitive skills perceived as having subjective benefit from autobiographical memory of Physical Play Experiences in Early Childhood2021

    • 著者名/発表者名
      Yuko SUZUKI
    • 学会等名
      Pacific Early Childhood Education Research Association 21th Annual Conference
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [図書] 教科開発学を創る 第5集2024

    • 著者名/発表者名
      愛知教育大学大学院共同教科開発学専攻編
    • 総ページ数
      300
    • 出版者
      愛知教育大学出版会
    • ISBN
      9784903389974
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

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