研究課題/領域番号 |
21K11536
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 関西福祉大学 |
研究代表者 |
山本 浩二 関西福祉大学, 教育学部, 准教授 (60636158)
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研究分担者 |
中須賀 巧 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 准教授 (10712218)
島本 好平 法政大学, スポーツ健康学部, 准教授 (20610380)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | フィードバック / 学習成果 / 体育授業 / スポーツ参加意識 / 縦断調査 / スポーツ参与 / 尺度開発 / 相互作用 / 教師行動 / 認知 / 生涯スポーツ |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,「生涯にわたる豊かなスポーツライフの実践者の育成」に資する体育授業中の教師のフィードバック行動について,横断・縦断調査による量的データと授業実践による質的データから検討し,その在り方を明らかにすることを目的とする. 課題1では,教師のフィードバック行動測定尺度と運動・スポーツ参加動機評価尺度を開発する. 課題2では,教師のフィードバック行動,体育授業の学習成果,運動・スポーツへの参加動機の直接的・間接的影響を想定した分析モデルをもとに因果関係を検討する. 課題3では,以上の課題から得られた知見をもとに授業実践を行い,生涯スポーツに向けて有効な教師のフィードバック行動を解明する.
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研究実績の概要 |
本年度は,前年度に実施した基礎的研究の成果を関連学会の学術誌に投稿した.また,その成果をもとに,3時点(7月・12月・2月)の研究調査を実施した. その研究調査は,体育授業におけるフィードバック(FB)がスポーツ参加意識に及ぼす直接的な影響と,FBが体育授業の学習成果を媒介してスポーツ参加意識に及ぼす間接的な影響を検討するため,体育授業におけるFB認知尺度(「称賛」,「助言」,「授業態度に対する注意」,「運動技能に対する叱責」の4側面16項目から構成)と体育授業の学習成果を評価する項目群(「運動技術の習得」,「コミュニケーション能力の涵養」,「身体と運動に関する知識の修得」,「運動の魅力の感受」の4側面18項目から構成),運動・スポーツを参加する意識を評価する項目群(「肯定的意識」,「否定的意識」の8項目)について,中学校3校の生徒1200名程度を対象に実施した。その調査データは,一部の調査対象者から,学校の行事や受験などを理由に調査を実施することができなかったものの,研究協力者を中心として概ね収集することができ,データ分析を実施している. また,前年度の研究によって得られた知見は,日本体育・スポーツ健康学会第72回大会や日本発育発達学会第21回大会において発表(公開)するとともに,他の研究者より当該研究に関する情報を収集した.さらに,研究結果の一部については「健康科学」に公開されている.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究課題について,交付申請書に記載した「研究の目的」や「研究実施計画」に照合して進捗状況をみると,概ね順調に進行している.
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今後の研究の推進方策 |
本研究課題の調査データを分析し,令和5年度において研究成果を国内の関連学会で発表するとももに,学術論文を執筆する.また,当該年度においては,研究成果の知見を活かした実践研究を予定しているため,年度当初の段階でデータ分析を終了することを検討している.以上のことを,ソーシャルネットワーキングサービスを利用して広く社会に発信していく予定である
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