研究課題/領域番号 |
21K11543
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
松浦 佑希 宇都宮大学, 共同教育学部, 准教授 (90844788)
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研究分担者 |
坂入 洋右 筑波大学, 体育系, 教授 (70247568)
石塚 諭 宇都宮大学, 共同教育学部, 准教授 (90793703)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 体育授業 / 運動技能 / 指導方法 / 学習方法 / ICT教材 / 器械運動 / 運動学習 / 指導方略 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は,ICTと個別経験データを活用した学習者のセルフメイド型運動指導法の開発および効果検証を行うことである.限られた時間や労力の中で,大人数に対して主体的で個別最適化された学びを提供するには,ICTを基盤とした先端技術と個人の経験データを活用し,効果的にセルフメイドで学習することが有効であると考える. 本研究では,セルフメイド型の運動指導方略とICT技術を組み合わせることで,大人数への対応および学習者の個別経験データの活用を可能にするICT教材を考案し,教育現場での効果検証を経て,学習者個々人に適した学びを実現するための運動指導方略の開発に取り組む.
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研究実績の概要 |
研究代表者が考案した感覚経験型の学習法(松浦ほか, 2017; 2018; 2022)について,より個別最適な運動学習を実現することを目指し,ICT教材としてアプリケーション化したものを一昨年度開発した.本ICT教材は,学習者自身が好みの学習方法を選択することが可能となっている.また,学習者の特性,内省や学習プロセス等が記録可能であり,今後,このデータを使用して,学習者の特性と実際にどのように学習に取り組んだのかという学習プロセス,および学習成果との関係性についてさらに検討を進めて行く. 今年度は,開発したICT教材を用いて,大学の器械運動の授業において授業実践を行い,学習者の特性と学習行動の関係を調査した(松浦ほか,2023).その結果,「自身が認知している学習スタイル」と「授業中に実践している学習行動に対する認知」が一致している学習者の運動有能感が高いことが確認され,認知している学習スタイルと実際の学習行動の一致が運動有能感の高さと関連することが確認された.また,学習者が授業中に挑戦した技の数や新たに習得した技の数について,運動有能感の高群・低群の間に有意差は見られず,運動有能感の高低に関わらず,本ICT教材を器械運動での技の習得に活用出来ていたと考えられた.今後,学習スタイルや認知スタイルを考慮した学習方法の検討,小学生から高校生までの幅広い学習年代を考慮し,ICT教材の改良などを進めて行く.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
現在は,昨年度実施した,大学生および中学生の器械運動の授業における実践的研究のデータ解析および研究成果をまとめる作業を進めている.研究成果については,今年度の学会大会で発表および論文として投稿する予定であり,準備を進めている.概ね計画通りに進んでいることから,概ね順調に進展していると判断した.
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今後の研究の推進方策 |
今年度は,昨年度までに実施した実践研究のデータをまとめ成果発表を進めて行く.また,得られたデータを基に,学習者の学習スタイルや特性によって,学習プロセスや成果に違いが見られるのか検討を行う.
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